片山萬蔵

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片山萬蔵【かたやま まんぞう】

本名は黒田さんで、松の廊下事件の2ヶ月前、婿入り。

会社倒産後、赤穂から高知へ引っ越す際、萬蔵が忘れ物を取りにいってる間に奥さん(おべん)と姑が海賊船で拉致されてしまう。萬蔵は日本の津々浦々を探してるうちに討ち入りのニュース。

しまいには乞食のような姿になって大阪の高麗橋で人の行き来を見ていると新町に武芸の達者なおやま(遊女)がいるという噂を聞く。しかし乞食では確認のしようがない。

そんな時にむかし忘れ物をネコババせずに渡してくれ、お礼も断った脇坂家の家来小山伝十郎と再会。彼は立派に出世していた。小山が質流れ品で萬蔵をコーディネート。いっしょにうわさの廓に行き、大人気の夕花太夫(おべん)と再会を果たす。母親は海賊船で殺され、自分は売られたと言う。

小山のはからいでおべんを売り飛ばした船道具屋・難波屋次郎左衛門(正体は海賊久助)を奉行所に突き出す。

名奉行のさばきになにもかも白状した九助。百たたきのあと役人同席のもと、おべんに敵討ちされて果てる。