狐芝居

出典: Kusupedia

侍の扮装で旅をしている役者(かなり下っ端)が山道で狐の芝居小屋にでっくわす。

そこでかかてったのは仮名手本忠臣蔵で、「四段目」の真っ最中だった。

ところが大星役の役者がトチッて出てこない。見ていた役者はたまらなくなって(ちょうど侍装束だし)勝手にとび入りで参加。芝居は進むが、はじめは違和感なく楽しんでた観客の狐の仲間たちはやがて大星役の役者が狐ではないことに気づきはじめる…


とてつもなく楽しいというか、かわいいハナシ。そしてオチがいい。


まるで小学生の時に図書館で読んだ民話の世界。そう思って検索してみたら「まんが日本昔話」で「白狐の大芝居」というタイトルで放送されていた。

ストーリーがじゃっかん違い、役者ではなくお婆さんが山の芝居小屋にでくわし、周囲の客からお稲荷さんなどももらいながら楽しく芝居鑑賞を続ける。クライマックスは「葛の葉 狐の子別れ」になり、感激したばあさんは家に帰って嬉々として報告するが、お嫁さんに狐に化かされたことを告げられる。

大分県のハナシだそうで、落語のようにオチはなく、落語のように簡潔でもない。


とはいえ、昔話にしても落語のほうにしても、昔の人のお芝居に対する愛し方や素朴なおはなしづくりがひじょうになごむ。

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