ギャング忠臣蔵
提供: Kusupedia
作品概要 | |
制作会社 | 東映 |
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公開年度 | 1963年 |
内蔵助役 | 片岡千恵蔵 |
評価 |
ギャング版忠臣蔵。なかなか愉快な作品。
東宝が人気のサラリーマン物で忠臣蔵やるんなら我が社はギャング映画で、と言うことだったかどうかはしらないが、60年代はパロディが多産で、自然な流れで「東映ギャングシリーズ」に忠臣蔵を持って来たのでしょう。
柳沢グループ傘下の吉良社に日頃からいじめられてる九州の新参者浅野社。
海外業者とのイベントの日、吉良社長(安部徹)がその業者と麻薬の取引をしようとするのを阻止しようとハジキをぶっ放した浅野社長(高倉健)はお縄に。網走番外地みたいに爆発することもなく吉良の手が回って獄中死。大石専務(千恵蔵)が立ち上がる。
うまくオリジナルストーリーがアレンジできてて、やっぱりサラリーマン社会よりギャング物のほうが「かたきうち」という殺伐とした物語があっている。
新しい東映の屋台骨の任侠物スターが、昔ながらの時代劇に出会った。東映が誇るベテランと若手の新旧俳優のアンサンブルが四十七士の各世代にちょうどよくハマっていて豪華に見える。
上が千恵蔵で、中が健さんでルーキーが千葉ちゃんですからねえ!重要な役にちゃんとした俳優を当ててて結構。
と思いながら見てたら、話途中で「第一部 終」!?え?続きは?何度もパッケージを見ても「一部」とか「二部」とかそういうインフォメーションが見当たらない。
調べてみると「第1部」が不入りで後編が制作されてないとか。ぎゃふ〜ん!!はんちく!!