ココナッツ・ホリデー忠臣蔵だヨ!娯楽座

作品概要
制作会社 ワハハ本舗娯楽座
公開年度 2015年
内蔵助役 哀原友則
評価 3ツ星


娯楽座さんはワハハ本舗が立ち上げた新たなる劇団(ネオ大衆演劇)で、その関係性はあえて言うならももクロがあってエビ中がある感じ?

旗揚げ当初は浅草がフィールドだったが、新宿での公演にあたって「浅草ワハハ本舗・娯楽座」から「大江戸ワハハ本舗・娯楽座」と名を変えた。


今回の出し物は松之廊下事件から討ち入りまでを、「シャボン玉ホリデー」のようにショートコントや歌や踊りでつづるバラエティ。(タイトルのココナッツ・ホリデーは協賛のココナッツジャパン社へのリスペクト)若い団員さんたちは昔の「シャボン玉」VTRの鑑賞会を経ていどんでいる。

主宰で演出の喰始さんのスクリプトはさすがで、一刻(いっとき)も飽きない構成。客席(キャパ100人強)に対するいじり方、サービスも楽しい。(うまい棒もらったw)


古くは「オカルト二人羽織」~「セクシー寄席」が強烈な印象を残すワハハ系でありながら、=あたしが経験した中ではかつて花やしきを貸しきったライブではウンコの首飾りを入場者に配り梅垣義明のAV出演のバイトの濡れ場映像を中央ステージで映写してた(そのライブは遊園地内で同時多発的にいろんなバカバカしいことが勃発した)味わいを思い出すと、こちらは適度な品の無さを残しながらもたいへん無添加な、純粋に「楽しんで下さい」という、実は"安心して"笑えるうれしいパッケージになっている。


個人的に高まったのはクレージーキャッツのヒットメドレーを「忠臣蔵な替え歌」でやってくれたネタ。(例「ソ~レ切れ切れ腹切れホイホイ」「つ~ぶれちゃったつ~ぶれちゃったつ~ぶれちゃったよ~ん」「そのうち白髪首とってや~ろ~お~」「討ち入りだけが~生きがいなの~お願い~お願い~連れ~てって~…てなこと言って仲間になって(略)ハイそれまでよ~(寺坂吉右衛門の歌)」「大石腹切って死んじゃったホイホイ息子の主税も死んじゃったホイホイ」「これじゃ切腹するしかないよ わ~かっちゃいたけどやめられない グ~グ~グラグララッタ、グラグラ忠臣蔵~」など)

「歌いこなす」というのはなかなか骨が折れるようで、クレージーキャッツの替え唄メドレーではメンバー7人のうち完全に音を外してる演者さんが気になってしまった(音痴というより原曲に馴染みがないと見える。加筆>その団員さんは後に脱退)。

カタイこと抜きでどんちゃん騒ぎでいいじゃないか、と言えなくもないのだが、「大衆演劇」のオマージュで「シャボン玉」を「WAHAHA劇閥」がやるというからにはやっぱりハードルを上げてしまう!?

だがこの劇団、公演サイクルがハンパなく、逆に短いスパンで前の公演から次の公演までの間によくここまで仕上げてるなという側面もある。ので、そこは踏まえないとですな。(2ヶ月毎に内容を更新して続けている。。冒頭でももクロといったがAKBに近い。)内蔵助をやってた哀原友則さんに聞いたら団員みんなで替え歌は考えてるそうで、すげえな!と思った。


余談ですがご贔屓筋から「義士ようかん」フルコンポの差し入れがあったということで受付に飾ってあり、演者の仲村唯可さんによれば「パッケージを参考に、みんなでダンスのエンディングのポーズを決めた」とうかがい、それはそれは嬉しかったです~。