一文字屋お才

一文字屋お才【いちもんじや おさい】…仮名手本キャラ。くるわの女将さん。


娘婿の早野勘平(リストラ赤穂浪士)のメンバー復帰に必要な軍資金づくりのために舅の与市兵衛が高級風俗店「一文字屋」にお軽を売る。

明くる日お才がお軽を迎えに来たら、前の晩に半金を渡した与市兵衛が帰ってきてないし家族がきょとんとしてるわでこまっちゃう。

実は与市兵衛は帰宅途中に強盗殺人の犠牲にあっておりました。


このおばさんはもともと「亭主 才兵衛」という男のキャラで軽い扱いだったのを寛政時代に四代目幸四郎がクローズ・アップしはじめ、明治時代に女性キャラになり、やがて膨らまされて現在に至るそうです。文楽の仮名手本を見ると男性キャラのままであります。


映画やドラマではまずでてこない(見たことあるんでは松竹「大忠臣蔵」だけ)。


関連項目

  • 源六(一緒に与市兵衛ンちに行った女衒)