猿島右門

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猿島右門【さるじま うもん】…千坂兵部のスパイ。百石。馬廻り役。


千坂兵部の第一のスパイ前野平内が祇園で放蕩三昧をする内蔵助を見て「仇討ちをするような侍ではない」と報告。

信じなかった兵部が第二のスパイとして派遣したのが猿島右門。

無口で、あまりに心の底が知れぬ人柄なので、ためしに奥さんがお膳にタクアンの尻尾と雑巾を丸めて出したが、笑いも怒りもせずタクアンで三膳平らげたんで「バカに相違ない」と判断。下男の七助と浮気を決行する。

「知らぬは主人ばかりなり」と同藩の若侍の間でスキャンダルが取りざたされるが、ある日右門は湯治に七助を共にして出かける。ある晩右門は「退屈しのぎに十手早縄の稽古をしよう」といつわって七助を縛り「ぶっちゃけ湯治よりも精気盛んな者のダンコンを根から切って血を飲むと効くらしいんだよね」と言って七助のチンポを切り落とす。奸通が露見したと悟った七助は観念し、痛さに気絶しながら殺されるよりマシだとそれを我慢した。

帰宅後宴会の席で余興と称して七助を裸にし、チンポが無いことを披露。若侍たちは「なぁんだ、品物がないから猿橋は気を許してたのかあ。尊公の細君は奸通してるぞなんて忠告しないでおいてよかったなぁ」と噂は朝日に露の消えるように無くなった。

その後七助はクビに、奥さんは「家風が合わない」と離縁する。


それはそれとして、この人のスパイ活動は内蔵助が山科で奥さんを離縁するまで続けられた。