忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~

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作品概要
制作会社 NHK
公開年度 2016年
内蔵助役 石丸幹二
評価 2ツ星


役者絵:武井咲

事件をそばで見ていた一人の女性の、外野から見た忠臣蔵サイドストーリー。


 全20回放送という異例の長さ(この種では長いほうかと)の連続ドラマで、10回過ぎたくらいで討ち入り(年末の放送)が済んでしまう。

 原作は四十六士の切腹の後のボリュウムは少なく、あれよあれよと言う間に主人公・喜世が出世して、討ち入りの余韻があたたかいうちに、我々をエンディングにいざなってくれる(もっとも、こっちも冷めないうちに読み終えたい、とスピード調整もするが)。

 だから建前は「四十八人目の忠臣」たる面目を保っているのだが、テレビのほうは毎回おなじだけ感覚を空けて、事件後のことを10週ほどかけて放送するので、第二部という装いはわかっちゃいるものの、討ち入りの季節もすでに懐かしい3月を目の前に、あとラスト2回くらいになると、もはや大奥を舞台に何のドラマを見てるんだかこっちはぼんやりしてきちゃう。

 喜世が徳川家に嫁いで世継ぎを産んで、将軍様から「褒美を使わそう、なんなりと申せ」と言われた時には「待ってました赤穂浅野家の再興!」ってなるはずなのに「…ええっとそういえば、…望みが、なんかあったっけな」みたいな、遠い出来事になってしまっていた(<あくまであたし個人視聴者の感想ですw)。

 蒸し返すには赤穂事件がすっかり遠くなってるので、最終回はまだ幼い七代将軍様のほうに焦点を当てて「この新しい命は、亡くなった赤穂義士の、いやすべての人の命をつなぐ」的にまとめていたが、夭折しちゃうんだけどなあ…と、複雑な気持ちでエンドマークを見る。


 それより肝心な討ち入りまでの感想は!?と言われれば、なんと言ったらいいのか難しいんですが、少なくとも周囲の忠臣蔵ともだちで「毎週かかさず見ています」という御仁はいらっしゃらなかったような…。「周囲の」たって、たかが知れてますが。ともあれ。


 現場中継的な原作のドキュメンタリータッチよりも、赤穂藩士に惚れた女のラブストーリーとして、武井咲やイケメン俳優で清々しくまとめた健康的な連ドラ。

 放送中の5ヶ月の間にはときどき特番も組まれ、局から大切に扱ってもらってた作品。(とはいえ、2019.6月16日現在、NHKアーカイブスのサイト「NHK名作選みのがしなつかし 【赤穂浪士特集】」にて「『土曜時代劇 最後の忠臣蔵~四十八人目の忠臣~』(2016年)」と、すごくタイトルを間違えて紹介されている。)


 総合的に好感度は高うございました。