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忠臣蔵 暁の陣大鼓

106 バイト追加, 2021年6月4日 (金) 12:32
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{{Cinema|制作=松竹|公開=1958|内蔵助=(市川寿海)|星=2|頃=}}
ガチッとした作りの[[堀部安兵衛|安兵衛]]ものがたり。ものがたり。モノクロ。
主役を演じるのは当時のホープ俳優、森美樹。彼はこの数年後に、若くしてガス中毒で亡くなったそうだが、この作品の公開年周辺はコンスタントに年に5〜6本映画に出ており、松竹のチカラの入れようがわかる。
たいがい安兵衛を主役に立てる場合は、高田馬場を含めたケンカ安のハナシが山場として映像化される。ゆとりがあれば、[[堀部弥兵衛|堀部家]]に婿入りするところで終わる。
これは、もちろん尺の問題が一番だろうが、浪人時代と仕官時代では周辺のテーマや事情、キャラクターがまるっきり変わって、二部構成になってしまい、作品として一貫性がなくなるので仕方がない。本作品の場合は'''浅野家時代のエピソードをすっぽり抜いて'''(赤穂事件、みんな知ってるからいいでしょ?て感じで、無音の松の廊下シーンに字幕ベースの説明が一瞬あるだけ)、仕官の前後に焦点を置き、安兵衛の「浪人時代だけ」をキープすることで、ビジュアル的に観客を煙にまかない工夫をしている。(赤穂事件、みんな知ってるからいいでしょ?て感じで、BGMのみの松の廊下シーン〜「[[大忠臣蔵]]」から抜粋してモノクロに修正したもの〜に字幕ベースの説明が一瞬あるだけ)、仕官の前後に焦点を置き、安兵衛の「浪人時代だけ」をキープすることで、ビジュアル的に観客を煙にまかない工夫をしている。
ただ、それだと前半クライマックスで結ばれた、[[堀部弥兵衛|弥兵衛]]や[[ホリ|お幸]]との新生活はどうしてくれるの?てことになるわけだが、本作品の安さんは堀部と「離縁状態」となる。サミシ〜!
オイオイオイ!そりゃねえだろう!と思うところだが、そもそもこの作品は、森美樹と髪結屋の瑳峨三智子とのラブストーリーに比重を置いているのでしょうがないのであります(コレ大事)。「二人を見つづける映画」。(ちなみに、この二人はプライベートでも熱愛関係にあったという。)オイオイオイ!そりゃねえだろう!と思うところだが、そもそもこの作品は、森美樹と髪結屋の瑳峨三智子とのラブストーリーに比重を置いているのでしょうがないのであります(コレ大事)。「二人を見つづけるための映画」。(ちなみに、この二人はプライベートでも熱愛関係にあったという。)

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