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堀部安兵衛(NHK)

2,979 バイト追加, 2017年3月13日 (月) 03:22
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{{Cinema|制作=NHK|公開=2007|内蔵助=中村梅雀|星=3|頃=}}
 
小沢征悦の[[堀部安兵衛]]ものがたり。池波正太郎原作。
ヤスベエを主人公にしてるドラマはほかにもあるが、彼の実像をちゃんと調べて、その上でドラマ的にキャラクターを膨らましてるので、「忠臣蔵」のほうをサブにしてもまったくドラマに違和感がない。
中山安兵衛が堀部家にお婿さんになる前で話が終わるのだが、もっと見たい。この作品の安兵衛はグズでも飲んべえでもない剣豪として描かれており、果たし合いに遅刻もしないのだが、講談っぽいにぎやかしが無いことがかえって実像っぽく見える。池波正太郎とNHKの説得力は面白い。 不遇な少年時代。父の仇をやっつけるところで[[中津川友範|中津川祐見]]と出会うのは[[喧嘩安兵衛 決闘高田ノ馬場|高橋英樹版]]に似ている。[[菅野六郎左衛門]]が気を失ってる安兵衛を拾うシチュエーション、おじさんの仇討ち以前に[[堀部弥兵衛]]と出会うなども似てるので、ヒデキ版は多いに池波原作を参考にしていると思われる。  本作品の祐見は単なる悪役ではなく、安兵衛の人生にちょいちょいかかわってくる重要な役回りとなっている。友情さえ垣間見えるが祐見は生まれつき心根のよろしくないやつなので、結局仲良くなりそうでなれず、好敵手という感じで描かれる。祐見を演じているのはこの2年前に[[テレビ朝日開局45周年記念企画 忠臣蔵|マツケン版]]で安兵衛をやった宇梶剛士。  安兵衛は中村梅雀演じる[[大石内蔵助]]とひょんなところで出会いを果たす。  池波原作らしく(?)女剣士のキャラが立っていて、安兵衛とのロマンス&悲恋がおはなしを盛り上げる(新妻聖子)。 仇討ちに勝利して江戸っ子が大騒ぎというアゲアゲシーンも無いので、視聴者は安兵衛が失ったいろんなものを一緒に憂い、胸のところにモヤモヤしたものを抱えたままエンドマークをむかえる。このあとでさらに就職先でお家断絶となるんだなあと想像すると、たしかに内蔵助をせっついて大暴れして切腹したがる安兵衛の気持ちに共感できる、という仕組みになっている。 もっと続きが見たい。  チャンバラのときの効果音が「ドガシャァッ」「ボシュワーン!」と大げさで良い。 
ちなみに小沢征悦と顔がよく似ている勝野洋が父親役なのだが、勝野洋は里見浩太朗の「[[年末時代劇スペシャル 忠臣蔵|忠臣蔵]]」85で堀部安兵衛をやってます。(03モー娘。「[[江戸っ娘。忠臣蔵]]」では堀部安兵衛の息子)おもろ。
いや、ちょいと待った。[[菅野六郎左衛門|おじさん]]役の松方弘樹も「[[けんか安兵衛]]」(75)の安さんだ!とんだ'''安兵衛役者勢揃いのドラマ'''でございました。
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[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|2007]]

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