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峠の群像

51 バイト追加, 2010年6月6日 (日) 14:30
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連絡の行き違いから畳替え事件が起こり、そのことで[[吉良上野介|吉良]]が[[柳沢吉保|柳沢]]に怒られるであるとか、浅野と吉良の重たい関係も会社でありそうな成り行きだったり、ラストのほうでもふつう[[上杉綱憲]]を制止する[[色部又四郎]]が率先して討ち入りされてる吉良家に出かけようとしたり。いろいろと「そりゃそうだろう。そういうことになるだろう」と見ていておもしろい筋立てを作っている。
また、大きな特徴としては「倒産後も塩田の経営存続はできませんか?」というテーマが大きく取り上げられていたり(原作者が経済評論家だからか)、ふんだんな斬新なアプローチが、なんだかどれも「ありそう」でおもしろい。また、大きな特徴としては「倒産後も塩田の経営存続はできませんか?」というテーマが大きく取り上げられている点で(原作者が経済評論家だからか)、架空の人物・赤穂藩士の石野七郎次(マツケン)の奮闘ぶりがアクセントになっている。
また、出演者が奮闘している。
最大の魅力は緒形拳の演技で、この人はなんの役をやっても緒形拳なのだが、演技はみごとに登場人物になりきれる名優。今回も「彼の内蔵助」を完成させている。最大の貢献者はやはり内蔵助を演じた緒形拳の演技で、この人はなんの役をやっても緒形拳なのだが、演技はみごとに登場人物になりきれる名優。今回も「彼の内蔵助」を完成させている。
お家大変まではコミカルな要素も多かった昼行灯の彼が、赤穂藩がお取りつぶしとなり、うろたえ、迷いに迷い、耐えに耐える。そして討ち入りを決意してからは人相がすっかり変わってしまう。殺人者となる決心が演技に見て取れる。この、うろたえたり、精神状態が不安定になる内蔵助というのは見たことがない。まさに見所である。

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