能楽 大石
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作品概要 | |
制作会社 | 赤穂薪能の会 |
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公開年度 | 2012年 |
内蔵助役 | 大西礼久 |
評価 |
2012年
播州赤穂の大石神社御鎮座満100年
義士討ち入り満310年の記念の薪能イベントとして
大石神社の境内にて、能「大石」(新作)が披露されました。
大石神社さんはこれまで何度か薪能公演をしており、ある日、飯尾宮司さんと話してた江崎金治郎さん(能楽師)が「アニバーサリーならいいネタがある。昔の謡曲本に赤穂義士の討ち入りを描いたモノがあるからそれを能にしよう。」と提案。(<て、いう解説を聞いたつもりなんですが、あってるでしょうか(^∇^; ))
晴れて「能版・忠臣蔵」ができあがったのでございます。
(※ちなみに謡曲自体は時々花岳寺さんのイベントで披露されていたそうです。)
ものがたりは赤穂義士の木造を安置してる花岳寺の住職が大石内蔵助の霊に出会い、やがて夢で討ち入りのようすを見せてもらうというおはなし。
(あ、神戸新聞を読んだら「内蔵助の幽霊が現れ、義士の弔いを僧侶に頼んで成仏するまでの物語。」なんだそうです。そうだったんだあ)
能で立ち回りというのは大変めずらしい(ンでしょうか)らしいが、能ビギナーのわたしにはひじょうにかっこよく見えました。
また、能版の討ち入り装束のアレンジが素敵すぎる。(画像:もりいによるスケッチ)
見終わったすぐの感想が「かっけ〜」でした。
内容はA4書類に、3段組&見開きで全ワードが載っかるほどの詞ですが、1時間たっぷりございます。
鼓の音にうっとり眠たくなりながら、目のさめるようなシテのようすに目がさめます。
これは義士の霊魂も喜んだのではござるまいか。
あたしには難易度が高い格調で、逆に星五つとかは、なにがわかってるんだオメエって感じなので、敬意の星四つ。