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{{Cinema|制作=東宝|公開=1994|内蔵助=高倉健|星=4|頃=}}
市川崑監督作品。
全体のムードは「はかりごと」でもいいましょうか、作戦本意の、もうほとんどまったく新しく構成し直した怪作(いい意味で)。
付け加えれば「静かな戦闘シーン」なら中盤の、山科の大石宅における間者との戦闘シーンが圧倒的に良い。(<加筆:2017年現在20代前半の後輩何人かにこのシーンを見せたら、静けさや間合い、特にペンキのように不透明な流血などまさに市川崑の特徴というべき演出がおしなべて"滑稽"に見えてしまったと言っていた。)
また、討ち入り作戦と四十七士の有様がわかりやすいキャラになってる一方で、ほかの登場人物が画面の中で誰が誰と会ってなにを話をしてるのかビギナーが漫然としてると、ちょっと置いて行かれる。わざわざ話し相手をフルネームで呼んでいたり、相関関係をセリフに混ぜていても、である。そのアレンジの妙を楽しめるほど、'''現代人には下地が無い'''のだ。(固有名詞や相関関係はセリフに入れられちゃうと、ノンケには複雑が増されて余計に混乱する場合がある。)だからカケダシ当時のあたしにとっては'''最初星ふたつの映画'''だった。
95年の日本アカデミー賞の優秀作品賞と監督賞を受賞。
製作:高井英幸 萩原敏雄 稲見宗孝/脚本:池上金男 竹山洋 市川崑/監督:市川崑
註01…'50年代に娯楽に徹したチャンバラを量産していた東映時代劇に、観衆が次第に飽きかけてきた頃、東宝の黒澤映画「用心棒('61)」「椿三十郎('62)」が登場し、型破りでリアルな時代劇でブレイク。ショックを受けた東映がこしらえたのが、リアルな殺陣を取り入れた「集団時代劇」モノと言われている。
これらは一時的な人気があったものの、同時に、これまでスタンダードだった東映の明朗時代劇の嘘も暴露する形ともなり、東映時代劇の衰退に拍車をかけたと土田啓三氏は語っている。<small>(「時代劇伝説 チャンバラ映画の輝き」P160 岩本憲児編/森話社)</small>
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[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1994]]