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大忠臣蔵
,編集の要約なし
{{Cinema|制作=松竹|公開=1957|内蔵助=市川猿之助|星=4|頃=}}[[画像:Daicyusingura_panf.jpg|thumb|公開当時のパンフレット]]
原作の興行が本業の松竹ならではの作品。(41年の「[[元禄忠臣蔵 前篇・後篇|元禄忠臣蔵]]」も新歌舞伎が元で松竹が製作。)
とにかくすごく丁寧でくそまじめな作品。
カラー(色彩映画)の忠臣蔵映画は東映に先を越されたが、松竹は、カラーな上にワイドなシネマスコープサイズ(横縦比がおおよそ2:1以上の横長の画面サイズ)で撮った。セット数39杯。(パンフレットより)
一力茶屋の場面のみ、BGMに歌舞伎と同じチョボ(義太夫)が流れる。
で、全段通してもっともエロティックなはずの、ハシゴでお軽がこわごわ降りてきて着物がはだけて内蔵助がエロギャグを飛ばし、じゃらじゃらとじゃらつくシーンが映画ではスルーされて、降りる間は、あろうことか縁の下の[[斧九太夫]]のアップになって、いつの間にか「おおこわ」と下に来ちゃってる。
これは〜、どうでしょう!?
もっとも、原作ではおかると兄の寺岡平右衛門(この映画では寺坂吉右衛門と混ざった名前で寺坂平右衛門となっている)のシーンがホロリとさせられるが、この映画ではそのあと、内蔵助が斧九太夫を縁の下から引っ張り出して悔やむシーンがグッと来る。こうして、あれこれ原作と比較すると、メディアによる演出や効果の違いも楽しめます。
八〜九段目にあたる[[小浪]](嵯峨三智子)と[[戸無瀬]](山田五十鈴)もすごく良かった。この映画、女優陣が素敵で、女形でおなじみの女三人のこのシークエンスを'''本女がやる'''という、これは漫画原作が実写になるくらいワクワク。さらにこの義理の母娘を、18歳当時デキ婚で山田五十鈴が生んだものの育児放棄した嵯峨三智子との微妙な関係の二人(仲は険悪だったとか)でやるというすごいキャスティングも見もの(共演で言えば「という、これは漫画原作が実写になるくらいワクワク。さらにこの義理の母娘を、18歳当時デキ婚で山田五十鈴が生んだものの育児放棄した嵯峨三智子との微妙な関係の二人(仲は険悪だったとか)でやるというすごいキャスティングも見もの(共演で言えば「[[女間者秘聞 赤穂浪士|女間者秘聞]]」もあるが、ツーショットで母娘役というのがドキドキいたします)。。
原作の九段目は後半がいささか「長いな」とかんじるのに対し、本作のバージョンは簡潔に整理されてるし、まさに「映画化」の意味のある場面である。
丸本に無いシーンで、名場面の[[立花左近|「大石東下り」]]が出てくるが、関所の舞台面で「勧進帳」の体裁でやってるのが面白い。
討ち入りは歌舞伎ほど華麗な立ち回りは無い。
[[清水一学|清水一角]]が戦ってるときに、背景に見切れている邸内でなにかがショートしたような何度か青く光るのは、なんの事故でござろうか。かきわりの赤穂城のパースが狂ってたり、セリフ噛んでてもオン・エアになってたり、この映画には独特なゆるさがある(笑)。この一角、敵にしては話せるキャラなのだが、とにかくなかなか死なないのがちょっと可笑しい。が戦ってるときに、背景に見切れている邸内でなにかがショートしたように何度か青く光るのは、なんの事故でござろうか。かきわりの赤穂城のパースが狂ってたり、セリフ噛んでてもオン・エアになってたりなどのバグもあり、この映画には独特なゆるさがある(笑)。ちなみにこの一角、敵にしては話せるキャラなのだが、とにかくなかなか死なないのがちょっと可笑しい。
DVDには特典に歌川国貞の歌舞伎の浮世絵が入ってる。
製作:白井和夫/脚本:井出雅人/監督:大曽根辰保 <gallery>画像:Daicyusingura.jpg |松竹ニュース</gallery> == 関連作品 == * [[假名手本忠臣蔵’61/義士始末記’62]](松竹)…同じスタッフ&キャストで作った、本作の増補改訂版。 映画「假名手本忠臣蔵」は、おかる勘平エピソードを極限まで削って、九段目と比重を同じようにし、全体のBGMを劇伴から義太夫に変えている。 「義士始末記」はその後編にあたる討ち入り後の後日譚で、古典と関係の無いオリジナルストーリー。 <div class="thumb tleft"><div width="240px"><amazon>B009IX4BH8</amazon><amazon>B0000C64R1</amazon></div></div>
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評| 1957]]