「浮橋太夫」の版間の差分

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所属の廓は一力茶屋だったり笹屋だったり。
 
所属の廓は一力茶屋だったり笹屋だったり。
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実は吉良方のスパイであることもある([[新春大型時代劇スペシャル 大忠臣蔵|松方版「大忠臣蔵」]])。
 
実は吉良方のスパイであることもある([[新春大型時代劇スペシャル 大忠臣蔵|松方版「大忠臣蔵」]])。
  
  
講談のほうでは苅藻太夫(かるもだゆう)、高窓という名で出てくるが、テレビなどでは夕霧太夫という名のキャラのときもある。歌舞伎に「廓文章 吉田屋」という正月向けのお芝居があり、そこに同名のゴージャスな花魁(おいらん)が出てくるので最初に夕霧を登場させた映画の脚本家はそこから取ったのだろうか?
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そもそも伏見の撞木町の萬屋(よろづや:オーナー笹屋藤左衛門)方に、夕霧太夫というのを敵娼(あいかた)にしていたとされるところを、作家がよろずやの「万」の字を「一」「力」と分解し「一力茶屋」として仮名手本忠臣蔵に登場させた。
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ほかにも講談のほうでは苅藻太夫(かるもだゆう)、高窓という名で出てくる。
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2009年5月17日 (日) 16:17時点における版

浮橋太夫【うきはしだゆう】…内蔵助の遊興エピソードのなかよし遊女


事情はよくわかってないがプロとして大石をかばう、聡明で気骨なキャラ。

内蔵助は彼女を山科の自宅に「身受けする」と言ってつれて帰ってきちゃって母親に意見される。

だいたいにおいて豪華な衣装を身にまとっている優雅な遊女だが「元禄繚乱」の杉本彩は適当に品がなく、ほんとの「売春婦」風でそれなりに良かった。

所属の廓は一力茶屋だったり笹屋だったり。


実は吉良方のスパイであることもある(松方版「大忠臣蔵」)。


そもそも伏見の撞木町の萬屋(よろづや:オーナー笹屋藤左衛門)方に、夕霧太夫というのを敵娼(あいかた)にしていたとされるところを、作家がよろずやの「万」の字を「一」「力」と分解し「一力茶屋」として仮名手本忠臣蔵に登場させた。


ほかにも講談のほうでは苅藻太夫(かるもだゆう)、高窓という名で出てくる。


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