舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 ~奥の細道、地獄のランウェイ編

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2019年5月22日 (水) 08:03時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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 スランプの松尾芭蕉が旅をしている中、黒船が到来し、将軍が目安箱を設置するが誰もなにも入れてくれなくて、そんなころ伊能忠敬が列島を測量をするが、宇宙人がグーグルマップを教えてくれた。

 たしかろくろ首がどっかで絡んできて、三蔵法師一行もがんばっているが、ともかくマッチ売りの少女に身をやつした浅野内匠頭(<バーバパパそっくり。黄色)(内匠頭の死後の世界を戯曲化したのは、おそらくこの作品が最初ではないか。…というと興味が湧くかもだが、観なくても人生つまづくことは無い。)の娘と、堀部安兵衛の恋の行方が気になり、なによりも、犬を操演しているお姉さんの黒タイツにもりいくすおは萌え。


 原作の漫画も勢いのあるギャグだが、みごとにそのまま(?)舞台化している(けど、漫画で笑えるところが舞台でも同じように笑えるとは限らない)ので、元気なバカの毒気に、ジジイの私としては心地よくヘトヘトになる。

 野田秀樹演出の勘三郎の芝居がバカみたいに崩壊したかんじと想像していただきたい。(<無理ならけっこうです)

 役者さん(お笑い芸人さん含む)は皆さん芸達者。


 ゆかいな雑談みたいな内容で、意外に浅野内匠頭、大石内蔵助(つねにバスローブや半裸)、堀部安兵衛はハナシの本筋のおおきな幹となっている。


 なにげに、私はみなるん(註01)が好きなので、重要な役どころでうれしかった。舞台に合った働きぶりに感心したが部分的にセリフがはっきりしないところが惜しい。でも、好き。


註01…大場美奈。SKE48。昔はAKB48。マッチ売りの少女役。首の短さ(チャームポイント)をマフラーでじょうずにカバーして好演。