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「超忠臣蔵」を10倍楽しく見る方法

874 バイト追加, 2019年6月18日 (火) 23:00
編集の要約なし
 デタラメに登場しているかのように見える、各キャラクターは意外に史実上の登場人物だったり講談の人気者です。
「そんなに書くことがあんのかよ!」というほどオマージュやパロディが詰まってるパスティッシュです。「そんなに書くことがあんのかよ!」というほどオマージュやパロディ、イースター・エッグが詰まってるパスティッシュです。
なにとぞ諸君ご愛読のほどを願いまする。そして、あらためてアニメをお楽しみくださいませ。
生類憐れみの令というおふれの出てる背景を持つ忠臣蔵ではちょいちょい[[狆|イヌ]]が登場します。本作とて例外ではございません。
彼のオマージュになっているのは日本アニメの大先輩、ピカソにも絶賛された大藤信郎監督の「ちんころ平平」。ちんべえは平平をリスペクトしたキャラクターです。「なんという浅ましいお姿になったろうなあ」という台詞は「彼のオマージュになっているのは日本アニメの大先輩、ピカソにも絶賛された大藤信郎監督の「ちんころ平平」。ちんべえは平平をリスペクトした当アニメのオリジナルキャラクターです。「なんという浅ましいお姿になったろうなあ」という台詞は「[http://www.youtube.com/watch?v=2kbhxv9ZMzQ 天狗退治]」という作品の台詞を踏襲しています。
予告編は次の作品にまったく関係ございません。
 
 
== 第2話 '''「[[田村邸の決別]]」'''(4分13秒) ==
ド●えもんそっくりな[[片岡源五右衛門]]が、切腹しようとしてる殿さまに面会がしたいと必死にお願いしてる旨を目付のふたりに伝えに来てるシーンがこの作品の冒頭です。
講談や浪曲、映画では「無刀、無言(カタナを持たず、殿さまの会話をしてはいけない)」の条件付きで多門さんの一存で面会が許されますが、本アニメでは「無刀、無言、無一文、無節操、無責任」という制約が設けられ、片岡は映画「無責任」シリーズをイメージした歌を歌いながら無節操ないでたちで田村邸に入ることができます。講談や浪曲、映画では「無刀、無言(カタナを持たず、殿さまと会話をしてはいけない)」の条件付きで多門さんの一存で面会が許されますが、本アニメでは「無刀、無言、無一文、無節操、無責任」という制約が設けられ、片岡は映画「無責任」シリーズをイメージした歌を歌いながら無節操ないでたちで田村邸に入ることができます。
声をかけられないので、ただただ桜の木の下で泣いてる片岡をなんとか殿さまにコンタクトさせてあげようと、立場上、直接教えてもあげられないので多門が「月が綺麗だ」とかなんとか言って、庭の家来を教えてあげるのが定石ですが、本アニメの殿さまはオトボケなのでだいぶ手こずらせます。
大広間でざわつくシーンでは背後のガヤの音にバカバカしい台詞が混ざっています。たとえば「これは漫才ではないんだぞミスター・バーマン」これは70年代に公開された映画「ゾンビ」の冒頭の騒然としてるニュースショーに出てくる科学者?のセリフで当時の字幕をイメージしています。また「オイ見ろよ、なんかヘンなもの落としてったぜ」と映画「ブレードランナー」に出てくる台詞も入ってます。よく聞いて探してみてください。
「意味わかんない」と言われている老藩士の声は漫画家でイラストレーターの'''青木俊直'''氏の特出。「城を枕に討ち死にじゃ!」も青木さんです。なかなか素敵な迫力。もりいがシナリオを書き間違えて「官吏(かんり)」に「かんし」とカナを振ってしまってそのままオンエアになっております。氏(この録音の8年後に「ひそねとまそたん」のキャラデザイン。)の特出。「城を枕に討ち死にじゃ!」も青木さんです。なかなか素敵な迫力。もりいがシナリオを書き間違えて「官吏(かんり)」に「かんし」とカナを振ってしまってそのままオンエアになっております。
このエピソードは何度も映像化がなされており、映画やドラマではこのエピソードは何度も映像化がなされており、[[岡野金右衛門]]はかつて鶴田浩二や中村勘三郎18th(ドラマ出演当時は勘九郎)や内野聖陽が演じ、[[平兵衛|お艶の父親]](時にお兄さんとかおじさんとか)役も、フランキー堺やハナ肇といった具合に、そのキャスティングからクリエーターたちが殺伐とした男のドラマの中にどれほどこのラブストーリーをキーポイントにしようと考えたかが伺われます。
[[お艶]](つや)も若尾文子、星由里子…、近年では中山エミリ、前田愛(現・中村勘九郎6th夫人)と華やかですが、アニメのお艶を美女で描かなかったのは、金右衛門の本心を最後まで明快にアプローチしないためです。あくまで作戦に利用しただけなのかそれとも…
実際は何度も逢瀬を重ねてからお艶を油断させるのがオーソドックスですが、仲間が彼らをふたりきりにするとお艶がすごく積極的に迫るバージョンも有りますw。
デートシーンは夏の花火の夜を予定していましたが、錦絵を見ると当時から花火大会は人出がすごく、とても内緒話が出来る状態じゃないのと、モブシーンを描く体力の無さ、加えてほかで用意した小道具や設定が雪の富士山も含めて冬仕様が多かったので多数決で、設定を涼しい季節に買えました。デートシーンは夏の花火の夜を予定していましたが、錦絵を見ると当時から花火大会は人出がすごく、とても内緒話が出来る状態じゃないのと、モブシーンを描く体力の無さ、加えてほかで用意した小道具や設定が熱燗や雪の富士山も含めて冬仕様が多かったので、多数決で設定を涼しい季節に買えました。([[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本の「五段目」]]で6月末にドテラ着てたりするんでそういうのは気にしなくてもいいかもなんですがw)
ほかに忠臣蔵でフィクションのラブストーリーといえば「[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]」のおかる勘平。「[[元禄忠臣蔵]]」の[[礒貝十郎左衛門]]とおみのが有名です。特に、今回金右衛門がお艶からのラブレターをふところにいれて討ち入りをやってるさまは礒貝十郎左衛門がふくさに包んだ琴の爪をふところに忍ばせて闘った逸話のオマージュとなっております。
オマージュといえば、金右衛門は商人に化けてるにもかかわらず、言葉が武士のままでおしゃべりがメチャメチャなところは講談「[[三村次郎左衛門潮田又之丞]]」の中でも出てくるギャグです。
忠臣蔵の演芸や映画には、もともと[[武林唯七]]のものとして創作されたものを映画では[[不破数右衛門]]のエピソードとして描いたり(「[[韋駄天数右衛門]]」)、[[矢頭右衛門七]]のエピソードが[[神崎与五郎]]のために映像化されたり(「[[ほまれの美丈夫]]」)と、シチュエーションをシェアするのは伝統?なので遠慮無く拝借しました。
原作では金右衛門の正体を知ったお艶はあとを追うつもりで自害するパターンも有り、その場合講釈師は「これがお通夜の語源です」とダジャレで結んだり(<すげえぶっこみ方だな。講談)しますが、「超忠臣蔵」ではいつか引き揚げパレードの時にふたりを逢わせてあげたいと考えています。
 
(ダジャレといえば劇中に出てくる「一難去って福本日南」ですが、安政から大正を生きたジャーナリスト福本日南は名著『元禄快挙録』を書き、中央義士会を設立した人物。)
エンディングの歌は、もりい作詞のラブソング(笑)。デートと絵図面奪取のシーンにかかるBGMは黒木麓さんともりいの後輩のイラストレーターhima://KAWAGOEによるもので、オープニングテーマのバリエーション。
曲は著作権切れの昭和歌謡に当てております。エンディングの歌のカラオケもおふたりの演奏によるもので、オリジナル曲は著作権切れの昭和歌謡。歌詞はもりい作詞のラブソング(笑)。

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