「お艶」の版間の差分

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若尾文子、南野陽子、前田愛など、その時旬な女優がキャスティングされるのだが、現代にこのドラマをていねいに練り上げるのであれば、案外ブサイクキャラで売ってるタレントさんのほうがドラマが重厚になるのでは?と思った。つまり「本当に私は愛されているのか。彼は絵図面目的で接近してきただけなのだろうか。でも、たとえそんなかりそめの愛でも私は幸せだった」という、せつなさといじらしさが表現出来ると思うのだ。お艶がブサイクだと、そこに視聴者が共感出来る。
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若尾文子、南野陽子、前田愛など、その時旬な女優がキャスティングされるのだが、現代にこのドラマをていねいに練り上げるのであれば、案外ブサイクキャラで売ってるタレントさんのほうがドラマが重厚になるのでは?と思った。つまり「本当に私は愛されているのか。彼は絵図面目的で接近してきただけではないのだろうか。でも、たとえそんなかりそめの愛でも私は幸せだった」という、せつなさといじらしさが表現出来ると思うのだ。お艶がブサイクだと、そこに視聴者が共感出来る。
  
 
それで討ち入りの帰りに金右衛門がちょっと自宅に寄って「僕は本気だったんです!ありがとう!」と言いに来てくれたら、滂沱ですよ!!
 
それで討ち入りの帰りに金右衛門がちょっと自宅に寄って「僕は本気だったんです!ありがとう!」と言いに来てくれたら、滂沱ですよ!!

2010年2月11日 (木) 20:09時点における版

役者絵:小倉優子


お艶【おつや】…大工、平兵衛の娘(あるいは妹や姪であることも。お杉という名のときもある)。


恋いこがれる岡野金右衛門(小間物屋に姿を変えている)の為に彼が見たがってる、が手がけた吉良邸の絵図面をリークする。危ない橋を渡ってくれるので、ひたむきで純粋に描かれる場合と、積極的でお茶目に描かれることが多い。

彼女のこうした行動を、ひそかに浪士にエールを送る江戸っ子の父親(又は兄、伯父)がどういうふうに見て見ぬ振りをするかの脚本の工夫が、作家の腕の見せ所。

元禄繚乱では演じた中山エミリが見取り図を渡したあと岡野が逢ってくれないからって、ヘコんで首をくくるが非常に後味が悪い。これは定石通り、討ち入り後のパレードをちまたの群衆に混ざって泣きながら目撃するのがよろしかろう。

浪曲では彼女は侍の娘で吉良邸に勤務。討ち入りのときに岡野にわざと打たれる「来世で一緒になりましょう」。

講談では討ち入り前にわざわざ神崎がお礼を言いに来たんで親子で吉良邸に出かけて出動前の岡野と涙の別れをする。


若尾文子、南野陽子、前田愛など、その時旬な女優がキャスティングされるのだが、現代にこのドラマをていねいに練り上げるのであれば、案外ブサイクキャラで売ってるタレントさんのほうがドラマが重厚になるのでは?と思った。つまり「本当に私は愛されているのか。彼は絵図面目的で接近してきただけではないのだろうか。でも、たとえそんなかりそめの愛でも私は幸せだった」という、せつなさといじらしさが表現出来ると思うのだ。お艶がブサイクだと、そこに視聴者が共感出来る。

それで討ち入りの帰りに金右衛門がちょっと自宅に寄って「僕は本気だったんです!ありがとう!」と言いに来てくれたら、滂沱ですよ!!


ゆうこりんが演じた時は、脱盟者・毛利小平太とのラブストーリーにアレンジされ、ふたりは夫婦になれる。

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