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わんわん忠臣蔵

1,206 バイト追加, 2015年2月7日 (土) 01:59
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手塚治虫の公式ホームページでもこの件について触れてる[http://tezukaosamu.net/jp/anime/4.html/ コンテンツ]があり、当初は『森の忠臣蔵』というタイトルで絵コンテまで執筆したのが企画会議の果てに路線変更されたというようなことが書いてある。
物語の内容が最終的に「お殿様の仇」ではなく「母親の仇」とした設定の変更したことについては、サイトによると「戦争の悲惨さを体験している手塚が、どうしても「お殿様=自分の国」のための戦い、ということは描きたくない、という思いが現れているのかもしれません。」と自分の国」のための戦い、ということは描きたくない、という思いが現れているのかもしれません。」と管理者さんが'''予想'''している。
「戦争の悲惨さ」とか言われると歯が浮くが、儒教的な忠誠心は手塚先生の芸風ではないかもですね。「戦争の悲惨さうんぬん」とか言われると歯が浮くが、たしかに儒教的な忠誠心だけでストーリーを組み立てるのは手塚先生の芸風ではないかもですね。
あと単純に、「犬」という忠義な性格を持つ動物が主君のために戦うんじゃあんまりヒネリがない(や、それが面白いと思いが)から、森の動物でやりたかったのじゃないかなあ。そもそも先生は「勧善懲悪のハナシは描かない」と明言している<small>(※01)</small>。善悪という二元的な捉え方はあたかもその間に境界線があるようだが、人間の善と悪とは行ったり来たりする…というお考えだったようなので。 そこへいくと勧善懲悪の取り締まりみたいな「忠臣蔵」という題材で、過去に「西遊記」('60)の時にそうとうヒューマン・リレーションの上で懲りた先生が、過去10年に何本も忠臣蔵を撮って、いわばお家芸的にしちゃってる?東映さんと仲良く最後までこのプロジェクトに付き合えるとはとうてい思えない。 ともあれ、世間から讃えられた四十七士の「正義」への疑い。というものを手塚先生なりに見つけていたとしたら、これはアニメでも漫画でもいいからそうとう観てみたかった。  まー、あとぁ単純に「犬」という忠義な性格を持つ動物が主君のために戦うんじゃあんまりヒネリがない(や、それが面白いと思いが)から、森の動物でやりたかったのじゃないかなあ。  (※01)・・・NHK「戦後史証言プロジェクト」で紹介された手塚治虫の考え方に基づいております。

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