「わんわん忠臣蔵」の版間の差分

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手塚治虫の公式ホームページでもこの件について触れてる[http://tezukaosamu.net/jp/anime/4.html/ コンテンツ]があり、当初は『森の忠臣蔵』というタイトルで絵コンテまで執筆したのが企画会議の果てに路線変更されたというようなことが書いてある。
 
手塚治虫の公式ホームページでもこの件について触れてる[http://tezukaosamu.net/jp/anime/4.html/ コンテンツ]があり、当初は『森の忠臣蔵』というタイトルで絵コンテまで執筆したのが企画会議の果てに路線変更されたというようなことが書いてある。
  
物語の内容が最終的に「お殿様の仇」ではなく「母親の仇」とした設定の変更したことについては、サイトによると「戦争の悲惨さを体験している手塚が、どうしても「お殿様=自分の国」のための戦い、ということは描きたくない、という思いが現れているのかもしれません。」と'''予想'''している。(2014.4月現在)
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物語の内容が最終的に「お殿様の仇」ではなく「母親の仇」とした設定の変更したことについては、サイトによると「戦争の悲惨さを体験している手塚が、どうしても「お殿様=自分の国」のための戦い、ということは描きたくない、という思いが現れているのかもしれません。」と'''予想'''している。
  
  

2014年4月19日 (土) 23:42時点における版

作品概要
制作会社 東映
公開年度 1963年
内蔵助役 ロック
評価 2ツ星

けだもの版忠臣蔵。東映動画のアニメ。

お母さん(白い犬)を虎のキラーに殺されたんで、その復讐に息子のロックが仲間と立ち上がる。


さすが当時の東映アニメ、共産圏の映画なみによく動いてる。

はじめはかわいらしさにグイグイ引き込まれる。次第に淡々としはじめていささか退屈しそうになるが、うまいタイミングで雪が降って討ち入りになる。

罪のない、クオリティの高い作品。


原案・構成:手塚治虫っていうのがすごくそそるが、出来上がったものは手塚先生の考えから相当離れてるとか…。どんな構想だったのかすごく知りたい。

手塚治虫の公式ホームページでもこの件について触れてるコンテンツがあり、当初は『森の忠臣蔵』というタイトルで絵コンテまで執筆したのが企画会議の果てに路線変更されたというようなことが書いてある。

物語の内容が最終的に「お殿様の仇」ではなく「母親の仇」とした設定の変更したことについては、サイトによると「戦争の悲惨さを体験している手塚が、どうしても「お殿様=自分の国」のための戦い、ということは描きたくない、という思いが現れているのかもしれません。」と予想している。


「戦争の悲惨さ」とか言われると歯が浮くが、たしかに儒教的な忠誠心はえがきたくなかったかもですね。

単純に、忠義な性格を持つ犬が主君のために戦うんじゃあんまりマンマだから、森の動物でやりたかったのじゃないかなあ。


わんわん忠臣蔵 [DVD]

堀絢子 出演, 木下秀雄 出演