「オペラ忠臣蔵」の版間の差分

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素人が聴いてても評定の混乱もいい感じだし、現場々々の心理状態が音楽で表現されてて相当楽しめます。もともとオペラが好きでいっぱい見てる人のサイトレビューには辛いのもあったり「日本のオペラもここまで来たか」と賞賛の声もあったりとまちまち。
 
素人が聴いてても評定の混乱もいい感じだし、現場々々の心理状態が音楽で表現されてて相当楽しめます。もともとオペラが好きでいっぱい見てる人のサイトレビューには辛いのもあったり「日本のオペラもここまで来たか」と賞賛の声もあったりとまちまち。
  
このビデオ版、単に舞台の録画でじゅうぶんオッケーなのに、編集中に手持ち無沙汰だったのか時々エフェクトでビデオ映像に浮世絵が入ってきたりヘンなスローモーションをしたりと、画面がかなりウザイ。
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このビデオ版、単に舞台の録画でじゅうぶんオッケーなのに、編集中に手持ち無沙汰だったのか時々エフェクトでビデオ映像に浮世絵が入ってきたりヘンなスローモーションをしたりと、画面がかなりウザくて集中力に悪影響。
  
 
三枝成彰さんにお会いしたときビデオもCDも持ってると言ったら恐縮してくださいました。
 
三枝成彰さんにお会いしたときビデオもCDも持ってると言ったら恐縮してくださいました。
 
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1997]]
 
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2008年9月12日 (金) 15:39時点における版

作品概要
制作会社 舞台
公開年度 1997年
内蔵助役 直野資(baritone)
評価 ★★

三枝成彰(さえぐさしげあき)作曲のオペラ。

そもそもオペラに関してまったく暗いんですが、印象はひじょうにイイです。

最初CDで聴いて「う〜〜〜きさまは〜おつかれの〜ごよぉす〜〜」なんて、高級なパロディにも聴こえて楽しかったが、ビデオでビジュアルを見るとひじょうにストイックな舞台美術がかなり魅力的。

浅野家に降り掛かった悲劇が意外にオペラ的?な構成に合ってて、次第にちょんまげに違和感が無くなってヨーロッパあたりの戯曲みたいに見えてくる。

おはなしは、すでに討ち入りを終えて松平家でお預けになってる主税や岡野金右衛門の会話で始まり、岡野金右衛門で始まると言う事はとりもなおさず、メロドラマに焦点が当てられてる事を象徴している。

素人が聴いてても評定の混乱もいい感じだし、現場々々の心理状態が音楽で表現されてて相当楽しめます。もともとオペラが好きでいっぱい見てる人のサイトレビューには辛いのもあったり「日本のオペラもここまで来たか」と賞賛の声もあったりとまちまち。

このビデオ版、単に舞台の録画でじゅうぶんオッケーなのに、編集中に手持ち無沙汰だったのか時々エフェクトでビデオ映像に浮世絵が入ってきたりヘンなスローモーションをしたりと、画面がかなりウザくて集中力に悪影響。

三枝成彰さんにお会いしたときビデオもCDも持ってると言ったら恐縮してくださいました。