「ココナッツ・ホリデー忠臣蔵だヨ!娯楽座」の版間の差分

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古くは「オカルト二人羽織」~「セクシー寄席」が強烈な印象を残すワハハ系でありながら、=あたしが経験した中ではかつて花やしきを貸しきったライブではウンコの首飾りを入場者に配り梅垣義明のAV出演のバイトの濡れ場映像を中央ステージで映写してた(そのライブは遊園地内で同時多発的にいろんなバカバカしいことが勃発した)味わいを思い出すと、適度な品の無さを残しながらもたいへん無添加な、純粋に「楽しんで下さい」という、実は"安心して"笑えるうれしいパッケージになっている。
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古くは「オカルト二人羽織」~「セクシー寄席」が強烈な印象を残すワハハ系でありながら、=あたしが経験した中ではかつて花やしきを貸しきったライブではウンコの首飾りを入場者に配り梅垣義明のAV出演のバイトの濡れ場映像を中央ステージで映写してた(そのライブは遊園地内で同時多発的にいろんなバカバカしいことが勃発した)味わいを思い出すと、こちらは適度な品の無さを残しながらもたいへん無添加な、純粋に「楽しんで下さい」という、実は"安心して"笑えるうれしいパッケージになっている。
  
  
個人的に高まったのはクレージーキャッツのヒットメドレーを「忠臣蔵な替え歌」でやってくれたこと。(例「ソ~レ切れ切れ腹切れホイホイ」「つ~ぶれちゃったつ~ぶれちゃったつ~ぶれちゃったよ~ん」「そのうち白髪首とってや~ろ~お~」「討ち入りだけが~生きがいなの~お願い~お願い~連れ~てって~…てなこと言って仲間になって(略)ハイそれまでよ~(寺坂吉右衛門の歌)」「大石腹切って死んじゃったホイホイ息子の主税も死んじゃったホイホイ」「これじゃ切腹するしかないよ わ~かっちゃいたけどやめられない グ~グ~グラグララッタ、グラグラ忠臣蔵~」など)
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個人的に高まったのはクレージーキャッツのヒットメドレーを「忠臣蔵な替え歌」でやってくれたネタ。(例「ソ~レ切れ切れ腹切れホイホイ」「つ~ぶれちゃったつ~ぶれちゃったつ~ぶれちゃったよ~ん」「そのうち白髪首とってや~ろ~お~」「討ち入りだけが~生きがいなの~お願い~お願い~連れ~てって~…てなこと言って仲間になって(略)ハイそれまでよ~(寺坂吉右衛門の歌)」「大石腹切って死んじゃったホイホイ息子の主税も死んじゃったホイホイ」「これじゃ切腹するしかないよ わ~かっちゃいたけどやめられない グ~グ~グラグララッタ、グラグラ忠臣蔵~」など)
  
「歌いこなす」というのはなかなか骨が折れるようで、クレージーキャッツの替え唄メドレーではメンバー7人のうち完全に音を外してる(音痴というより原曲に馴染みがないと見える)演者さんが気になってしまった。
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「歌いこなす」というのはなかなか骨が折れるようで、クレージーキャッツの替え唄メドレーではメンバー7人のうち完全に音を外してる演者さんが気になってしまった(音痴というより原曲に馴染みがないと見える。加筆>その団員さんは後に脱退)。
  
 
カタイこと抜きでどんちゃん騒ぎでいいじゃないか、と言えなくもないのだが、「大衆演劇」のオマージュで「シャボン玉」を「WAHAHA劇閥」がやるというからにはやっぱりハードルを上げてしまう!?
 
カタイこと抜きでどんちゃん騒ぎでいいじゃないか、と言えなくもないのだが、「大衆演劇」のオマージュで「シャボン玉」を「WAHAHA劇閥」がやるというからにはやっぱりハードルを上げてしまう!?
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余談ですがご贔屓筋から「義士ようかん」フルコンポの差し入れがあったということで受付に飾ってあり、演者の仲村唯可さんによれば「パッケージを参考に、みんなでダンスのエンディングのポーズを決めた」とうかがい、それはそれは嬉しかったです~。
 
余談ですがご贔屓筋から「義士ようかん」フルコンポの差し入れがあったということで受付に飾ってあり、演者の仲村唯可さんによれば「パッケージを参考に、みんなでダンスのエンディングのポーズを決めた」とうかがい、それはそれは嬉しかったです~。
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== 関連作品 ==
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* 一人大忠臣蔵
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 もともと歴女の柴田理恵さんには、ワハハ本舗の公演のたびに披露された「一人大河ドラマシリーズ」という一人芝居がある。
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 弁慶や武蔵、新選組などある中で、2019年「WAHAHA本舗2020年公演プレイベント ベスト オブ 全体公演~ショー・マスト・ゴー・オン~」で再演までされた評判のネタこそ、「一人(ミュージカル)大忠臣蔵」であります。(初出:2012年…<タイトルとともに要確認)
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 約10分ほどのネタの中に刃傷松の廊下から、討ち入りまでが描かれるが、柴田さんの卓越したスキルや、ちゃんとした台詞に名作ミュージカルの替え歌(「王様と私」「シンデレラ」「ウエストサイド物語」など)がふんだんに差し挟まれ(とはいえ、元歌がわからないものもあるが…。ちんじゃららん、ろんじゃららん…って、なんだろう?)、「ひぇ〜」と感動している間に、突風のように過ぎ去って、すぐ終わってしまうので、おかわりが欲しくなる贅沢な作品。
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* [[元禄歌謡赤穂義士伝「忠-SING-蔵」]]

2019年6月16日 (日) 11:50時点における最新版

作品概要
制作会社 ワハハ本舗娯楽座
公開年度 2015年
内蔵助役 哀原友則
評価 3ツ星


娯楽座さんはワハハ本舗が立ち上げた新たなる劇団(ネオ大衆演劇)で、その関係性はあえて言うならももクロがあってエビ中がある感じ?

旗揚げ当初は浅草がフィールドだったが、新宿での公演にあたって「浅草ワハハ本舗・娯楽座」から「大江戸ワハハ本舗・娯楽座」と名を変えた。


今回の出し物は松之廊下事件から討ち入りまでを、「シャボン玉ホリデー」のようにショートコントや歌や踊りでつづるバラエティ。(タイトルのココナッツ・ホリデーは協賛のココナッツジャパン社へのリスペクト)若い団員さんたちは昔の「シャボン玉」VTRの鑑賞会を経ていどんでいる。

主宰で演出の喰始さんのスクリプトはさすがで、一刻(いっとき)も飽きない構成。客席(キャパ100人強)に対するいじり方、サービスも楽しい。(うまい棒もらったw)


古くは「オカルト二人羽織」~「セクシー寄席」が強烈な印象を残すワハハ系でありながら、=あたしが経験した中ではかつて花やしきを貸しきったライブではウンコの首飾りを入場者に配り梅垣義明のAV出演のバイトの濡れ場映像を中央ステージで映写してた(そのライブは遊園地内で同時多発的にいろんなバカバカしいことが勃発した)味わいを思い出すと、こちらは適度な品の無さを残しながらもたいへん無添加な、純粋に「楽しんで下さい」という、実は"安心して"笑えるうれしいパッケージになっている。


個人的に高まったのはクレージーキャッツのヒットメドレーを「忠臣蔵な替え歌」でやってくれたネタ。(例「ソ~レ切れ切れ腹切れホイホイ」「つ~ぶれちゃったつ~ぶれちゃったつ~ぶれちゃったよ~ん」「そのうち白髪首とってや~ろ~お~」「討ち入りだけが~生きがいなの~お願い~お願い~連れ~てって~…てなこと言って仲間になって(略)ハイそれまでよ~(寺坂吉右衛門の歌)」「大石腹切って死んじゃったホイホイ息子の主税も死んじゃったホイホイ」「これじゃ切腹するしかないよ わ~かっちゃいたけどやめられない グ~グ~グラグララッタ、グラグラ忠臣蔵~」など)

「歌いこなす」というのはなかなか骨が折れるようで、クレージーキャッツの替え唄メドレーではメンバー7人のうち完全に音を外してる演者さんが気になってしまった(音痴というより原曲に馴染みがないと見える。加筆>その団員さんは後に脱退)。

カタイこと抜きでどんちゃん騒ぎでいいじゃないか、と言えなくもないのだが、「大衆演劇」のオマージュで「シャボン玉」を「WAHAHA劇閥」がやるというからにはやっぱりハードルを上げてしまう!?

だがこの劇団、公演サイクルがハンパなく、逆に短いスパンで前の公演から次の公演までの間によくここまで仕上げてるなという側面もある。ので、そこは踏まえないとですな。(2ヶ月毎に内容を更新して続けている。。冒頭でももクロといったがAKBに近い。)内蔵助をやってた哀原友則さんに聞いたら団員みんなで替え歌は考えてるそうで、すげえな!と思った。


余談ですがご贔屓筋から「義士ようかん」フルコンポの差し入れがあったということで受付に飾ってあり、演者の仲村唯可さんによれば「パッケージを参考に、みんなでダンスのエンディングのポーズを決めた」とうかがい、それはそれは嬉しかったです~。



関連作品

  • 一人大忠臣蔵

 もともと歴女の柴田理恵さんには、ワハハ本舗の公演のたびに披露された「一人大河ドラマシリーズ」という一人芝居がある。

 弁慶や武蔵、新選組などある中で、2019年「WAHAHA本舗2020年公演プレイベント ベスト オブ 全体公演~ショー・マスト・ゴー・オン~」で再演までされた評判のネタこそ、「一人(ミュージカル)大忠臣蔵」であります。(初出:2012年…<タイトルとともに要確認)

 約10分ほどのネタの中に刃傷松の廊下から、討ち入りまでが描かれるが、柴田さんの卓越したスキルや、ちゃんとした台詞に名作ミュージカルの替え歌(「王様と私」「シンデレラ」「ウエストサイド物語」など)がふんだんに差し挟まれ(とはいえ、元歌がわからないものもあるが…。ちんじゃららん、ろんじゃららん…って、なんだろう?)、「ひぇ〜」と感動している間に、突風のように過ぎ去って、すぐ終わってしまうので、おかわりが欲しくなる贅沢な作品。