「シベ超忠臣蔵」の版間の差分

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下敷きは[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]の五段目、六段目、七段目で、それが「シベ超」用にアレンジされ、数人の若手俳優さんが参加してまじめに進行していくのだが、コレを見たのがDVDボックス「裏・シベリア超特急」の一部で、だいぶダイジェストになっており(や、それでじゅうぶんなんだけど)、実際どのくらいの尺でコレをやってたのかは不明。一応、エピソードはうまく刈り込んで簡潔に整理されてる様子で、さすが閣下、わかってらっしゃる(閣下が脚本書いてるのかどうか知らないけど)ってかんじ。ただ、それが面白そうに仕上がってないのがアレなんだけど…。
 
下敷きは[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]の五段目、六段目、七段目で、それが「シベ超」用にアレンジされ、数人の若手俳優さんが参加してまじめに進行していくのだが、コレを見たのがDVDボックス「裏・シベリア超特急」の一部で、だいぶダイジェストになっており(や、それでじゅうぶんなんだけど)、実際どのくらいの尺でコレをやってたのかは不明。一応、エピソードはうまく刈り込んで簡潔に整理されてる様子で、さすが閣下、わかってらっしゃる(閣下が脚本書いてるのかどうか知らないけど)ってかんじ。ただ、それが面白そうに仕上がってないのがアレなんだけど…。
  
だいたい「忠臣蔵」と聞いて一般が一番なじみのある松の廊下や討ち入りが無く、仮名手本の5〜7段目をやるという「ズレ」がすごくワンマンであり、こういうところが晴郎ちゃん節だなあと思った。まばらな客席の人達も終始ポカンとしている感じはなかなかシベ超であり、ぼんちゃんもまったくヤル気はない。そんな柔和なムードの簡易芝居である。
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だいたい「忠臣蔵」と聞いて一般が一番なじみのある松の廊下や討ち入りが無く、仮名手本の5〜7段目をやるという「ズレ」がすごくワンマンであり、こういうところが晴郎ちゃん節だなあと思った。まばらな客席の人達も終始ポカンとしている感じはなかなかシベ超であり、ぼんちゃんもまったくヤル気はない。そんなユルいムードの簡易芝居である。
  
  

2009年6月17日 (水) 04:18時点における版

ヴァージンシネマズ六本木での、カウントダウンをかねた年末イベント「シベ超祭り」において披露されたお芝居。


スクリーンの下んところで、乾杯のあとに飲んだウォッカに水野晴郎先生が倒れる。ここで軍服姿の佐伯大尉(ぼんちゃん)が登場し、虫の息の先生に仇討ちの約束をする。コレが導入で、そのあとずっと同じスクリーン下で折りたたみ椅子やシーツをつかって芝居が続く。(イベントの恒例らしい)

イベント中の乾杯からハプニング的に芝居に入っていくという、ひじょうにシベ超らしい流れ。戦争反対を訴える山下閣下を亡き者にしたのは戦争推進派の北条英機総理だった。という設定。


下敷きは仮名手本忠臣蔵の五段目、六段目、七段目で、それが「シベ超」用にアレンジされ、数人の若手俳優さんが参加してまじめに進行していくのだが、コレを見たのがDVDボックス「裏・シベリア超特急」の一部で、だいぶダイジェストになっており(や、それでじゅうぶんなんだけど)、実際どのくらいの尺でコレをやってたのかは不明。一応、エピソードはうまく刈り込んで簡潔に整理されてる様子で、さすが閣下、わかってらっしゃる(閣下が脚本書いてるのかどうか知らないけど)ってかんじ。ただ、それが面白そうに仕上がってないのがアレなんだけど…。

だいたい「忠臣蔵」と聞いて一般が一番なじみのある松の廊下や討ち入りが無く、仮名手本の5〜7段目をやるという「ズレ」がすごくワンマンであり、こういうところが晴郎ちゃん節だなあと思った。まばらな客席の人達も終始ポカンとしている感じはなかなかシベ超であり、ぼんちゃんもまったくヤル気はない。そんなユルいムードの簡易芝居である。


ところで、軍隊ものの忠臣蔵というのは、実は見たことがなく、やっぱ、閣下すげえな。映画でちゃんと作っていただきたかったなあ。


水野晴郎氏は晩年、ほんとうに楽しそうに創作活動を続け、作品のクオリティ云々より、その充実ぶりがうらやましかった。太り過ぎから来る不健康で体をこわし、何度も転倒してすっかり具合が悪くなって、しまいにゃ帰らぬ人となってしまったが、健康と転倒には、ホント気をつけたいものであります。

合掌