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ラスト・ナイツ

21 バイト追加, 2020年8月18日 (火) 19:03
編集の要約なし
一方で、監督にお会いしたおりにあたしに概略次のように話された…
「自分を殺して大切なもののために犠牲になる精神は形こそ違え、どの国の人も持ってる。「自分を殺して、人が大切なもののために犠牲になる精神は形こそ違え、どの国の人も持ってる。
" こうでなければいけない "というような一つのことにこだわるのは違うと思う。そうした考えが動脈硬化を起こす。反体制の物語を描かなきゃいけないのにロックで無くなってしまう。
忠臣蔵のストーリーやテーマを現代にスッと伝えるには、あたしはもう、地元じゃ名君と言われてれる実在の人物をカタキ役に引っ張りだして染めなおしを続けるのはぼちぼち限界に来てるような気がしていた。こうなったら仮名手本忠臣蔵が作られた時のように、設定も登場人物の名前も変えちゃったりする大胆な脚色しか、今後は手が無いのかもと、ちょっぴり思っていたところだったのだ。忠臣蔵のストーリーやテーマを現代にスッと伝えるには、あたしはもう、地元じゃ名君と言われてれる実在の人物をカタキ役に引っ張りだして、染めなおしを続けるのはぼちぼち限界に来てるような気がしていた。こうなったら仮名手本忠臣蔵が作られた時のように、設定も登場人物の名前も変えちゃったりする大胆な脚色しか、今後は手が無いのかもと、ちょっぴり思っていたところだったのだ。
この点で紀里谷監督は「どっかの国の多民族混合ヨーロッパ騎士道風忠臣蔵」というアプローチでそれをクリアしてくれた。
このサイトの信用のために(?)マイナスポイントもあえて申し上げると、ものすごく苦慮してシーンを削除して2時間にまとめたためにいろんな歪(本来、本作は3時間ほどはあってしかるべきと思います)すなわち「このシークエンスはもうちょっと念入りでもいいんじゃないか」というようなことがちょいちょいあった。特に浪士たち銘々のパーソナリティやシーンでもっと膨らませられたであろう部分が物足りない場合があり、そのことがこっちのガイジンの人相が判別できないのと重なって「えっと、このひとって、なんだったっけ…」(このサイトの信用のために(?)マイナスポイントもあえて申し上げると、ものすごく苦慮してシーンを削除して2時間にまとめたためにいろんな歪み(本来、本作は3時間ほどはあってしかるべきと思います)すなわち「このシークエンスはもうちょっと念入りでもいいんじゃないか」というようなことがちょいちょいあった。特に浪士たち銘々のパーソナリティやシーンでもっと膨らませられたであろう部分が物足りない場合があり、そのことがこっちのガイジンの人相が判別できないのと重なって「えっと、このひとって、なんだったっけ…」([[平兵衛]]とか)という戸惑いを産んだ。
ディレクターズカット完全版作ってほしいと監督に言ったら「それは無理だろう」とおっしゃってた。う〜ん。
あたしにとって赤穂事件、忠臣蔵&義士伝は「正義のお話し」である向こう側で、町民もお武家さんも将軍も?公卿までも?が、おじいひとりに「逝ってよし」とした独特で異様な'''お国柄むき出しの同調現象'''…というイメージがあります。そしてその同調に千差万別の価値観や思いが交錯している…
ここには民族性、歴史背景、景気、お天気、文化などが微妙にからんでいると思う。ここには民族性、歴史背景、景気、お天気、文化、国土などが微妙にからんでいると思う。
この理解できるようなできないような課題にクリエーターがどう取り組むかにわたしはキュンキュンする。
・「[http://blog.kusuya.net/?day=20150627 アメリカのレビューの紹介]」2015.06.27
・「[http://ameblo.jp/hill-ando/entry-12097357015.html ヒル安東さんブログ。設定変更が産んだ「ライデンの不忠」ヒル安東さんブログ「設定変更が産んだ「ライデンの不忠」]」2015.11月

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