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ついでなので、1980年放送の「名探偵雅楽三度登場!幽霊劇場殺人事件」(テレ朝)も、忠臣蔵関係なので紹介したい。
当時、中村勘三郎(17th)が主役を演じたサスペンスドラマで、シリーズ化されてるということは人気があったようで、土曜ワイド劇場でコレの前作が放送されたのは4ヶ月前。山城新伍(当時はバラエティで人気者)や近藤正臣といったベテランが脇を固めている。が主役を演じたサスペンスドラマ。シリーズ化されてるということは人気があったようで、土曜ワイド劇場でコレの前作が放送されたのは4ヶ月前。山城新伍(当時はバラエティで人気者)や近藤正臣といったベテランが脇を固めている。
この第三弾は、岐阜・相生座公演の仮名手本忠臣蔵の五段目で、実弾が発砲されて定九郎役の役者が殺されるという事件が起こるという内容。
俳優の存在感で引っ張ってくれるが、この頃の2時間ドラマの詰めは甘く、たとえばトリック(相当無理がある)を気づかれた犯人・高橋洋子が、乗ってるロープウェイの扉を開けて雅楽を突き落とそうとするが失敗。ゴンドラが山頂に着くと、命のやりとりをしたこの二人を、一切フレームインしていなかったが、俳優の存在感で引っ張ってくれるが、この頃の2時間ドラマの詰めは甘く、たとえばトリック(相当無理がある)を気づかれた犯人・高橋洋子が、乗ってるロープウェイの扉を開けて雅楽を突き落とそうとするが失敗。ゴンドラが山頂に着くと、命のやりとりをしたこの二人を、シークエンスに一切フレームインしてこなかったが、"実はもうひとり同乗してた"コンパニオンが「ありがとうございました」と、フンワリふつうに見送る。走行中のスッタモンダの最中に彼女はなにをしていたのだろう。
それとか、身元を隠すために女装させた男の子の正体を「新幹線の模型や飛行機の模型。8ミリのカメラが好き。そんなの女の子にはいないね」という根拠で見破るという、令和では考えられない、そういうステージの、それとか、身元を隠すために女装させた男の子の正体を「新幹線の模型や飛行機の模型。8ミリのカメラが好き。'''そんなの女の子は、いないね'''」という根拠で見破るという、令和では考えられない、そういうステージの、'''ゆるい推理劇'''。
芝居小屋のアレコレがウンチクで随所に散りばめられており、芝居好きとしては好感度が高く、なにより勘三郎が与市兵衛を演っているのが見どころ。劇中劇でだが、「演ったことがない」とセリフで言っている。
 
 
また、2022年の「片想いの彼のために捜査してたら、いつのまにか名探偵になりました。(仮)」(FOD)という短い単発(なのか?)WEBドラマがあり、なぞの連続水風船(中の液体には色がついてる)ぶつけられ事件の被害者の名前が「大石」「不破」「間」「片岡」「吉田」…。という部分が「京都殺人案内」や「[[ベルリン忠臣蔵SUMMER OF SAMURAI|ベルリン忠臣蔵]]」に似ている。
 
上記作品と比べても、たぶん「片思い…」のストーリーラインのほうが凝ってて健闘している気がした。最近流行りの(?)解決したように見えて、真相があるパターン。