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元禄繚乱

サイズ変更なし, 2009年8月25日 (火) 13:42
編集の要約なし
1年かけてゆっくりほうぼうの事情を説明してくれて、素人が「[[元禄赤穂事件]]」を知るにはいいドラマ。自分も忠臣蔵にくわしくない時期に本作品を連続してみることでたいへん勉強になりました。
 
講話的な「忠臣蔵」エピソードをほとんど扱っていないにもかかわらず、キャラクターが生き生きしてるので、結果まさに「繚乱」なイメージに仕上がっている。
各「立場」を丁寧に脚色してるので不義士とか悪役、というこれまでの偏ったニュアンスが各キャラから消えている。作品に独特の魅力があり、当時忠臣蔵にハマッていたわけでもないのにあたしはこの作品をオン・タイムで見て毎週録画していた。
そもそも配役がひじょうにイメージに合ってる。
まず中村勘三郎が[[大石内蔵助]]をいいバランスで演じている。池波正太郎作品とか読んでると、本気になるとコワイ昼行灯のイメージが彼に近い。東山紀之のをいいバランスで演じている。これまではいつもドスを利かせてこの役だけ時代劇がかって浮いていたが、勘三郎の演技は肩の力が抜けており、池波正太郎作品とか読んでると、本気になるとコワイが普段は昼行灯というイメージが彼に近い。 東山紀之の[[浅野内匠頭]]も頭が堅そうで良かったし、いろいろ博学で実際はそんなにやさしくなさそうな石坂浩二が[[吉良上野介|吉良]]で合ってたし。阿部寛の[[堀部安兵衛|安兵衛]]も、宮沢りえの[[阿久里/瑤泉院|あぐり]]も、辰巳琢郎の[[大高源五]]なんかにいたるまでよかった。役者当人のキャラをうまく利用している。
これを見た以降、忠臣蔵キャラをこの番組の配役でイメージすることが多い。そこへお笑い芸人や元AV女優、大石内蔵助の子孫まで出演して作品の色を添えてひじょうに楽しい。
 
講話的な「忠臣蔵」エピソードをほとんど扱っていないにもかかわらず、キャラクターが生き生きしてるので、結果まさに「繚乱」なイメージに仕上がっている。

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