四十七人の刺客

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2009年2月18日 (水) 06:20時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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作品概要
制作会社 東宝
公開年度 1994年
内蔵助役 高倉健
評価 2ツ星

いわゆるリメイクというよりもリ・イマジネーション。

テーマは「はかりごと」でもいいましょうか、もうほとんどまったく新しく作っちゃった感じの怪作(いい意味で)。

「お軽」を丁寧に描いてたり原惣右衛門と上杉家の関係に言及したり、ほかでは描かれてない部分に触れてたりする。

赤穂の「義士」、というより「徒党」というイメージの四十七人。最初のほうで高倉健の大石内蔵助は劇画から飛び出したようにあまりにもカッコいいので後半の討ち入りに期待をしちゃうが、残念なことに吉良屋敷に妙な仕掛けからくりが多く、テンポは崩れ、痛快な討ち入りシーンには仕上がっていない。市川崑監督ってアクションはうまくないのかなー。でも紋次郎の監督(監修?)なんだよなあ。

高倉健はこの映画を気に入ってるようで、当時のNHKのモリシゲとのトーク番組で「久々にあのシャシンはおもしろかったですねー」と感想を言っている。モリシゲのリアクションは薄かったが、それが不同意によるものか隊長によるものかは不明。

定石をいちいちぶちこわしてるので、画面の中で誰が誰と会って話をしてるのかビギナーにはわかりにくい。

95年の日本アカデミー賞の優秀作品賞と監督賞を受賞。

四十七人の刺客 [DVD]

高倉健 出演, 中井貴一 出演