宇都宮重兵衛

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薩摩の侍。(たいがいそっちのほうの武士ですな)

祇園の往来で眠ってる内蔵助を発見し、「胸中お察し申す」と最初は言ってたが、あんまりリアクションが頼りない上に刀もさびてるので立腹。カーップ!とタンつばを吐きかけて去っていく。

内蔵助は「犬侍と思うてくだされしか。ああ有り難し。このようすでは本懐成就いたすであろう」とひとり喜びおうちに帰る。


一時期、忠臣蔵の脚本を一人で請け負ってた古田求先生が、劇中に村上喜剣を登場させるときはこのエピソードで描く。


宇都宮重兵衛の俗名が村上喜剣だという講談本もある。現在萱野三平のものとされてる墓(泉岳寺の大石主税の一列の一番手前。)「刃道喜剣信士」に向かって右に「薩州 宇都宮」とあるからとか。