忠臣蔵(大映)

2008年9月17日 (水) 17:47時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

2008年9月17日 (水) 17:47時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

作品概要
制作会社 大映
公開年度 1958年{{{頃}}}
内蔵助役 長谷川一夫
評価 3ツ星
役者絵:勝 新太郎
役者絵:鶴田浩二

出演者の目張りがすごいんで油断すると全員同じ顔に見える。

前半は展開を急いでると言うか構成が粗いイメージもあって、ちょっと登場人物に共感できない。スター市川雷蔵の浅野内匠頭が強そうなので「かわいそう」に見えないのも原因。切腹のときも無刀無言で面会が許されてるはずの片岡源五右衛門とあっさり会話してるし。

特徴的なのは要所要所で多門伝八郎が月光仮面(鞍馬天狗?)のように奔走してかなりバックアップしてくれる部分。

後半は急に落ち着いた、丁寧なドラマ構成になっている。鶴田浩二の岡野金右衛門が露出度が多く、京マチ子の間者のシークエンスが多いのが特徴。このあたりのめりはりが映画を退屈させない。

「大石東下り」の垣見五郎兵衛役の中村鴈治郎がいい。この人、黒澤の「どん底」もそうなんだけど、顔がちょっと恐いわりにどこかカワイイ。

カツシンが赤埴源蔵。若尾文子は大工の娘