差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索

忠臣蔵 地の巻/天の巻

1,179 バイト追加, 2020年6月26日 (金) 17:29
編集の要約なし
全体の尺に比べて「大石東下り」がたっぷりしている。内匠頭と二役の知恵蔵演じる[[立花左近]]と内蔵助との面会を目玉にしているのもあるが、BGMの長唄「勧進帳」の歌詞をすっかり聴かせるためにわざわざタメてるのが印象的。
 
 
 
<附言>
 
 戦争をまたいで、20年後くらいに映画の全盛期になり、日活も石原裕次郎や赤木圭一郎など、大スターを抱えて東映と人気争いでしのぎを削るが、各社が作った「オールスター出演映画」は日活は制作しておらず、ましてや現代劇専門?だったのもあって、忠臣蔵もその頃に作られていない。
 
 合併前から数えれば、長い歴史を持つ日活が、&戦前まではたくさん忠臣蔵をリリースしてきた日活が、敢えて新時代の発展を意識するように、忠臣蔵を撮らないことで過去との決別を計ったのかもしれない。(という、勝手な深読み)
 
 忠臣蔵映画製作は、その制作会社の力の有り様を鼓舞する目的もあったとする、春日太一先生の言葉を借りると、日活は「そういう元気」がなかったとも受け取れなくもないが、70年代という微妙なときに「戦争と人間」三部作とか作ってるから、やはり敢えて忠臣蔵に手を出さなかったのかなと。(という、勝手な深読み)
 
<div class="thumb tleft">

案内メニュー