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忠臣蔵 音無しの剣

1,807 バイト追加, 2016年12月25日 (日) 23:44
編集の要約なし
忠臣蔵としてみるとお粗末だが、広告には和製カサブランカとあるんですが、「カサブランカ」見てないんですが、知ってると印象は違うのかな?
 
 
 
 
== 初見から8年目の加筆 ==
 
 
上で「忠臣蔵的な魅力が少ない」と言っているのだが、あらためて作品を見てみると非常に全体が丁寧な作りでお金もそれなりにかけており、制作側も忠臣蔵キャラやエピソードを使って面白そうに工夫して遊んでおり、主人公もかっこよく、忠臣蔵ファンへの敬意も感じられて非常に悪くない作品。
 
 
で、思ったのだが、なんで上の文章を書いたビギナーに刺さらなかったのかと思うと(いまも満足度は変わらないのだが)、忠臣蔵の魅力というのはおなじみのエピソードを'''ただハメるだけ'''では片落ちなのだと最近、思う。「ハメ方」があるのだ。本作やテレ東の「[[編笠十兵衛(テレビ東京)|編笠十兵衛]]も材料を使ってるのに味がしない。それを思い出した。
 
 
また、あらためて見ても主役の田村正和の存在感が圧倒的なだけに、元カノに対する未練や自分を育児放棄した父親に対する態度、「逃がし屋」というわけのわからないニート生活にチラッチラッと見受けられるキャラの「想定年齢」の若さとベテランのマサカズの実年齢や'''コンディション'''がかけ離れている(たぶん30歳ほど違う)。田村正和にやらせようとしていることとやってることの乖離がどうしても、鍋のアクのようにとってもとってもジワジワと顔を出す。
 
周囲に陽気なサブキャラを出してバランスを保とうとしているがマサカズの存在感には遠く及ばない。
 
大人のムードも独特で悪くないし、ひじょうに惜しい作品。
 
 
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|2008]]

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