柳沢吉保

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役者絵:石坂浩二


柳沢吉保【やなぎさわ よしやす】

柳沢保明。将軍徳川綱吉のお気にいりで、とんとんびょうしの出世をした側用人。あだ名は幇間大名(たいこだいみょう)。


忠臣蔵における、幕府側・江戸城サイドの代表キャラとしては、将軍ではなく、たいていこの人が出てきて黒幕的に描かれることが多い。

吉良上野介に対してダイレクトに「そんな聞き分けのないヤツ、少しいじめてやればいいじゃん」といやなアドバイスをする作品さえ少なくない。

柳沢出羽守保明(でわのかみやすあきら)という名前でもあるので「でわ」と自分をいうことも。廊下事件後出世して松平美濃守吉保(まつだいらみののかみよしやす)となったんで「みの」と呼ばれることも(歌舞伎:元禄忠臣蔵/NHK元禄太平記ほか)。


講談では「柳沢昇進録」というのがあり、「#7将軍饗応」では、吉保がお子さんを亡くして気鬱になってる将軍・綱吉を励まそうと、能や狂言で盛り上げようとするが、最終的に自分の妻や娘を将軍に差し出して気をとりなし、大出世をするというという話がある。


画像の石坂浩二は、「元禄太平記(75)」「腕におぼえあり(92)」「四十七人の刺客(94)」と、柳沢を演じている、稀代の柳沢役者である。


<蛇足>

もりいの高校の友人柳沢くんは末裔のひとり。彼は007やコロンボが好きで、シーナ・イーストンやオリビア・ニュートンジョンのファンでもありました。

ちなみに同じ高校に曽雌くんって友達もいた。曽雌と言えば柳沢吉保の正室の名前である(『元禄繚乱』の篠原涼子)。関係あったんじゃないかなあ…。

曽雌家は武田家の遺臣だが、休み時間にシャドーボクシングやってた上杉くんにふざけて殴られて鼻血を出していた。あの上杉は…?ああ〜当時、今ほど忠臣蔵にハマッてたら本人に聴いてたのだがな〜!