海賀変庵

海賀変庵【かいが へんあん】…吉良家の大入道


討ち入りの夜、突然浪士たちの前にたちはだかった見上げるような大入道。

大薙刀を八相に構えて、一見武蔵坊弁慶風なので浪士たちはあっけにとられつつ「我こそは」と名乗られるが「聞いたことねえなあ…」と思ってるところへ堀部弥兵衛がノコノコ入って来て、隙だらけなのでブッツリ胸板を貫いて、ダアー。

弥「なーんだ、これ」

あまりに弱いので浪士2度ビックリ。


正体はお茶会に呼ばれていたお幇間絵師(おたいこ えし)で、空きっ腹に二升飲んでグデングデンになって素っ裸で眠ってたが討ち入りの物音に起きて、なげしにかかってるそこらへんの薙刀を取って酔っぱらって出て行ったら殺された、古今の大ばか者