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清水一学

5,931 バイト追加, 2009年12月9日 (水) 21:20
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講談ドラマによっては大石に闇討ちをかけたり、吉良家門前の往来を通る、怪しいと思った人を片っ端から痛めつけるなど、凶暴に描かれることもあるが、'''安兵衛と旧友'''だったりする。討ち入りの時、ふたりは清々しく戦って、一学は笑って死ぬ。[[新春大型時代劇スペシャル 大忠臣蔵|松方版「大忠臣蔵」]]でそれらしいシーンがあったが、笑って死なないで苦しそうに西岡徳馬は逝きました。 ミフネ「[[大忠臣蔵(NET)|大忠臣蔵]]」や「[[峠の群像]]」のときのように粋なスマートガイに演出される事もしばしば。特にミフネ版のの天知茂の清水像は一見のんきと見せかけて強くカッコいいキャラですごく良かった。 冷淡に描かれた中では「[[開局35周年記念番組 赤穂浪士(テレビ東京)|松方版赤穂浪士]](内容はハチャメチャ)」の舟木一夫が秀逸だった。  史実では上野介とは最後の炭小屋まで一緒にいてくれて護衛にいそしんだ人。  清水一角。清水逸学。 享年25  == 講談「清水一角の伝」 ==
27歳の時に道場経営を始めるが、18歳のおねえちゃんに化けたタヌキを殺して評判になるまでは経営がうまくいかなかった。
ドラマによっては大石に闇討ちをかけたり、吉良家門前の往来を通る、怪しいと思った人を片っ端から痛めつけるなど、凶暴に描かれることもあるが、'''安兵衛と旧友'''だったりする。討ち入りの時、ふたりは清々しく戦って、一学は笑って死ぬ。[[新春大型時代劇スペシャル 大忠臣蔵|松方版「大忠臣蔵」]]でそれらしいシーンがあったが、笑って死なないで苦しそうに西岡徳馬は逝きました。
ミフネ「== 歌舞伎 「清水一角」 == かつて通し興行の時に、[[大忠臣蔵(NET)通し狂言 仮名手本忠臣蔵|大忠臣蔵仮名手本]]」や「[[峠の群像]]」のときのように粋なスマートガイに演出される事もしばしば。特にミフネ版のの天知茂の清水像は一見のんきと見せかけて強くカッコいいキャラですごく良かった。の十段目がつまらないから九段目のあとにコレをやってたという時期があるそうです。見たのは平成19年12月の国立劇場、第257回歌舞伎公演。  '''第一幕 吉良家・牧山丈左衛門宅の場''' 吉良邸の用人の中でも、剣の腕を鼻にかけいつもぐでんぐでんの清水一角は、つまはじきもの。 雪の夜、吉良邸用人の牧山さんちで仲間と忘年会をやってると、一角が呼ばれもしないのに酩酊状態で乱入してくる。内蔵助が京都で放蕩三昧なことに安心して酒宴を開いてるのに、彼だけは「討ち入りはある」と主張し口論になる。「あんたたちゃ目はあっても節穴。耳はあってもキクラゲ同然」と揶揄。乱闘になり(酔拳のように戦う一角が楽しい)あげくに放り出される。 探しに来てくれた弟とともに家に帰る。  '''第二幕 吉良家・清水一角宅の場'''
冷淡に描かれた中では「[[開局35周年記念番組 赤穂浪士(テレビ東京)|松方版赤穂浪士]](内容はハチャメチャ)」の舟木一夫が秀逸だった。夫を亡くして出戻りの姉の待つ自宅に弟と帰ってくるがわずかな扶持で三人ぐらしはつらく、家の中はガランとしている。こぼれた酒を這いつくばってまで畳をなめる卑しい一角を姉は情けなくなって殴る。「そりゃわしが叩いたのではない!おじさまの仰せを受けわしが名代おじがせっかん!こう!こう!」「いっこうにこたえません!もっと打ちなされ!」アル中の総領をなげいてDVというのはおだやかではないが、初期の「男はつらいよ」の暖かさも感じる。ただ、この作品における一角がどうしてここまで酒におぼれてるのかは明確ではない。安兵衛の酒好きとは比較にならない「きちがい水」である。
大望を持ってる弟が兄の代わりに出勤すると、やがて大の字になっていびきをかく一角の耳に山鹿流の陣太鼓が聞こえる。「大酔なしとも心は乱れぬ」と着替えてるところへ牧山が「おまえだけ討ち入りを主張してたのは一味だからだろう!」と入ってきてたちまわり。袴をはきながら牧山のやりをよける一角。姉は自分のこそでを一角に渡し「敵を油断させろ」とアドバイスする。疑いが晴れあらためて一角と牧山は二人で出動する。
史実では上野介とは最後の炭小屋まで一緒にいてくれて護衛にいそしんだ人。
歌舞伎に「清水一角」というのがあって、通し興行の時は[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本]]の十段目がつまらないから九段目のあとにソレをやってたという時期があるそうです。「吉良家牧山丈左衛門宅の場」「清水一角宅の場」
たしかに十段目よりおもしろい。敵方ではあるが、悪の使者みたいなキャラが出てくるわけではなく、みんなふつうに家族があって、大望があって、暮らしがある。陣太鼓と共にせまってくる、人生の急変が悲しい未来を予想させる。一角も、弟も牧山も、みんなこれから殺されるのである。
十段目と、これと、松浦の太鼓の3本立てがあったら面白いだろうなあ。
清水一角。清水逸学。
享年25
[[Category:吉良邸用人|しみすいちかく]]

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