差分

神崎与五郎

1,626 バイト追加, 2013年12月28日 (土) 23:56
編集の要約なし
== 矢作の鎌腹 ==
 
百姓・矢作が日頃お世話になってる地元の代官が隣村の代官の娘に矢作の弟・千崎弥五郎を欲しがるんで、申し分無い縁談と引き受けてしまう。
 
そんなある日、いとまごいに訪ねてきた弥五郎は討ち入り作戦があるから縁談を承知するはずもなく、矢作はわけを聞いた上で作戦のことは話さず縁談を断るミッションに出かけるが根が正直者だから嘘がつけずウッカリ代官に討入りのことを話してしまう。
 
絶対他言無用の機密を話してしまった矢作はへこみじゃくるが、ちょうど1人でいる時に約束の催促に代官が現れ、矢作が弟・弥五郎を送り出してしまった=結婚させる気がないと知ると、はらいせに[[吉良上野介|師直]]に注進に行こうとするので鉄砲で殺害する。
 
矢作は前もって弥五郎から聞いていた「切腹の作法」をもとに、有り合わせの道具(これがおもしろい。三方の代わりにまな板。身の回りの四隅に置くシキビの代わりに大根。そして九寸五部の代わりに、鎌である)で自害する。
 
銃声と胸騒ぎに戻った弥五郎は戸惑いながらも兄・矢作を介錯する。
 
以上が歌舞伎の中村吉右衛門家のベスト10(秀山十種)の「矢作」だが、なんか違う「矢作」がある。自分で記述したアナザー・ストーリーだがソースを見失ってしまった。
 
 
<アナザー・矢作 すじがき>
もともと百姓の子だった与五郎は、江戸の落合村(芝居狂言の時は上州高崎の強戸村)で百姓をやってる兄・矢作宅へ身を寄せる。
矢作は弟・与五郎に本懐を遂げてもらいたいから、庄屋を鉄砲で撃ち殺し、自分は鎌で腹を切る。あとからすぐ駆けつける与五郎。
兄・矢作は「…首尾良く主君の仇を討ち、神崎という奴は土百姓(どんびゃくしょう)のセガレだがあっぱれ武士(さむれえ)の鑑(かがみ)だ、えれえやつじゃと言われるよう…ウ、ウーム」と言って絶命。(歌舞伎)兄・矢作は「…首尾良く主君の仇を討ち、神崎という奴は土百姓(どんびゃくしょう)のセガレだがあっぱれ武士(さむれえ)の鑑(かがみ)だ、えれえやつじゃと言われるよう…ウ、ウーム」と言って絶命。 
映画版に「誉れの陣太鼓」(57 東映)てのがあるそうです。てのがあるそうです。どっちを映像化してるのだろう。