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新春ワイド時代劇 忠臣蔵〜その義その愛

267 バイト追加, 2014年11月2日 (日) 15:45
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黒羽二重は最近放送されたドラマ「JIN〜仁〜」で内野聖陽が演じた龍馬像とかぶっちゃうから避けたかもしれない。
また、全体のムードから言えば、あまり中山姓時代の安兵衛を豊かに描きすぎると、後半の仕官〜断絶〜討ち入りとのコントラストがむずかしくなるので割愛したのかも。たしかに過去の安兵衛作品にはそこんところがアンバランスなものもあった。また、全体のムードから言えば、あまり中山姓時代の安兵衛を豊かに描きすぎると、後半の仕官〜断絶〜討ち入りとのコントラストがむずかしくなるので割愛したのかも。たしかに過去の安兵衛作品にはそこんところがアンバランスなものもあった。(「[[忠臣蔵 暁の陣大鼓]]」などがその悪い例だが、脚本の沼田幸二、国弘威雄、橋本忍あたりの共同作業(「 [[剣]]」)はすごくうまく処理している。)
内蔵助の長分別を待ってる浪士を時間をかけて説得力たっぷりに描こうとすると、現代人は脱盟者に同調してしまう。
あと、脱盟者の言い分として「わたしは殿の顔も見たことないのに、なんのために貧乏してまでXデーを待ってなくちゃいけないんだ??」という、歴史バラエティに出てくるようなこざかしい視点の台詞はドラマにはまったく不要。ていうか顔を知る知らないよりも前に代々禄をもらってる大きな恩があるのに…。そんな'''近代的'''なことを言う武士の存在をわざわざ登場させるのはナンセンスの極み。「このチョンマゲ頭って、ヘンなヘアスタイルだと思わないかっ??」って時代劇で言うくらいあり得ない。なことを言う武士や足軽の存在をわざわざ登場させるのはナンセンスの極み。まじめに話してる最中に「そう言えばこのチョンマゲ頭って、ヘンなヘアスタイルだと思わないかっ??」って時代劇で言うくらいあり得ない。
随所にこれに似た、当時を反映しない近代的な台詞が散りばめられ、結果7時間もドラマにつきあってるお茶の間のくたびれた心持ちにそのハイカラな価値観は簡単にリンクしちゃって、「討ち入りたい」浪士たちへの執着が剥がされる。
いつか、300年以上つづいてる定番を受け継いだ新作を見て「そうこなくっちゃ!」「待ってました!」と叫んでみたいと、心から待ちわびております。いつか、260年以上つづいてる定番を受け継いだ新作を見て「そうこなくっちゃ!」「待ってました!」と叫んでみたいと、心から待ちわびております。