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暗殺教室
,編集の要約なし
さて、内容は「'''一人のターゲットを殺そうとする、世間から揶揄されてる暗殺団の話一人のターゲットを殺そうとする、世間から揶揄されてる集団の話'''」という点だけが赤穂義士っぽいといえばぽいが、内容やキャラの相関関係はまったく赤穂事件(忠臣蔵劇)からは遠い。大名レベルの人が漫画の中でもステージが上の方だったり…くらいの共通点。
執筆にあたって群像劇になることを踏まえ、とりいそぎ命名のヒントに事件からざっくり引用したにすぎないような気がいたします。
とはいえ手練の転校生に[[堀部安兵衛|堀部]]とか、[[早水藤左衛門|速水]](女子)が名狙撃手だとか、[[片岡源五右衛門|片岡]](女子)と[[礒貝十郎左衛門|磯貝]](男子)が仲良しだったり他のクラスのザコキャラ生徒に脱盟者の[[高田郡兵衛|高田]]、[[田中貞四郎|田中]]の名が当てられてたりなど、ちょいちょい油断できないところがあり、くすぐられる。
謎の超生物は「殺(コロ)せんせー」も、音が「[[吉良上野介|KIRA]]」によく似ているとかいろいろこじつけたくなっちゃう。
ともかく少年ジャンプやアニメでこれを楽しんだ人たちは知らないうちに十数人の赤穂義士の苗字を言えるようになってる?わけだから結構なことでございます。
原作はある幕引きによってきれいに決着がついており、アニメのほうは「その後」が表現されている。
※実写版はすごく原作に敬意が感じられ、映画サイズに上手に(そうとう急ぎ足の展開で)まとめておりコロ先生役の嵐の二宮クンの声優ぶりもじょうず。
なのだが作品はあくまで原作好きな人へのサービスといったところで、リアル中学生で実写化しようというまでの意気込み(=ジャニーズや原作に執着のない観客までも巻き込もうというリスクを負うような姿勢)は無く、漫画では味わえない「思春期の子供が暗殺を任されるオリジナリティあふれる異常性」をリアルに楽しむチャンスを棒に振ってるのはいかにも惜しい。(正・続編あり)