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今、一太刀 ~赤穂浪人傳~

30 バイト追加, 2017年1月4日 (水) 21:12
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たちまわり自慢の(ワークショップ出てみたい)劇団・10・Quatre(テンカトル)の、密度の濃い忠臣蔵劇。
ともかく人物が立つ、動くということが客席から見てどうやったらカッコいいかすごく気を使った構成センスが素敵で、「あ!描きたい!」と思うようなところが幾つもあった。光の使い方と箱と人物とのサイズをみごとに使いこなしている。思わず、天井の照明に目をやることもしばしばでした。ともかく人物が「立つ」「動く」ということが客席から見てどうやったらカッコいいかすごく気を使った構成センスが素敵で、「あ!絵に描きたい!」と思うようなところが幾つもあった。光の使い方と箱と人物とのサイズをみごとに使いこなしている。思わず、天井の照明のようすに目をやることもしばしばでした。
物語は若輩の大石主税の成長と、ミステリアスな討ち入り作戦の進行が同時進行し、特に仲入り後、後半の盛り上がりは絶妙で、作戦がひとつずつ確かなものになっていく上で払われる犠牲のたたみかけに涙を止める隙がない。
会場内のすすり泣く音を聞きながら「これなら忠臣蔵を知らない人でも魅力をわかってもらえる!やはり忠臣蔵はオワコンではないわい!」と膝を打った。会場内のすすり泣く音を聞きながら「このお芝居なら忠臣蔵を知らない人にも魅力をわかってもらえる!やはり忠臣蔵はオワコンではないわい!」と膝を打った。
・超下っ端の[[神崎与五郎]]が目上の皆さんに向かって「静まれ!」と怒鳴ったり周囲も彼に気を使ってたりするのをほぼかわきりに、[[片岡源五右衛門|ゲンゴ]]が[[大石内蔵助]]の密命で動いてたり、とにかくメンバーのプロフィールをすごく気にしていない。(でも、こうしたことは古くから講談もやっている)
・赤穂では日夜町火消の特訓に事欠かない(なぜか・赤穂では町火消の特訓に事欠かない(なぜか[[堀部安兵衛]]がいる)。あとに効いてくる大切なシーンではあるのだけど…江戸支店の仕事かと。
・進行上しょうがない台詞なのだが、おはうちからした浪人が傘張りで食いつないでることに対し「武士たるもの内職するなどとは」と仲間が蔑視したりするのも違和感があったし(現役の御家人でも内職してたと聞くし、つか浪人って武士?)、あと、ギャグで男色を気持ち悪がるなども、あたしが思ってたイメージと違う武士の生活に対する価値観が飛び出し、戸惑った。