「赤垣源蔵 討ち入り前夜」の版間の差分

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(相違点なし)

2016年9月5日 (月) 22:32時点における版

作品概要
制作会社 日活
公開年度 1938年
内蔵助役 ---
評価 2ツ星


講談などでおなじみの「赤垣源蔵 徳利の別れ」の映画版。

主役の源蔵をバンツマが演じております。


のんだくれの源蔵お兄さんのうちに居候。兄嫁は邪魔くさく思っている。

討ち入りの日の昼間、源蔵は兄に暇乞い(お別れの挨拶)をしようとするが…

(くわしくはキャラ図鑑、赤埴源蔵の項目にて)


映画にはお兄さんの家に、お隣さん(脇坂家の重臣)のお嬢さんが遊びに来てお琴など弾くんですが、この千鶴江ちゃんが源蔵にホの字。そこらへんと、途中ちょっとしたチャンバラが入ってストーリーがふくらんでおります。

のんだくれが主役ということだからか、全体的に軽やかでコミカルな、現代的な台詞回しやら演出が見受けられます。

お兄さんから不忠臣ものと怒られて屋敷を追い出され、引っ越した狸長屋にも千鶴江ちゃんが「意気地なし」と言いに来る。


こうした作品は、鑑賞者が当然「徳利の別れ」を知ってることを前提にして作られてるわけで、それでちゃんと商売になってた(なってたんですかね)のですから、いまでは信じられない興業。キャラやバックグラウンドについてなんの解説もナレーションもないんですから。


女中お杉がかわいくて、バンツマが涼しげな笑顔でかっこいいです。