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赤埴源蔵

1,489 バイト追加, 2020年10月27日 (火) 23:53
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よく赤垣(あかがき)と間違われる。江戸急進派。
 
明治期の本には「赤垣源蔵、[[武林唯七]]とくると、どんな子供衆でもご存知でございます」(青海堂 落語忠臣蔵)と、言ってるくらいの人気キャラ。
すぎ「マア。源蔵様、泣いてらっしゃるんですか?」
源蔵「いや、あんまり寒いから目から水っぱなが出た」源蔵「いや、あんまり寒いから目から水っぱなが出た」(or 儂は風邪を引くと目からハナが出るby浪曲。…2016NHK講談大会の神田松鯉先生&2018.12月神田松之丞さんのラジオの公開収録で観た「徳利の別れ」では、師弟揃って女中とのやりとりが少ない重たいバージョンで、ハナのくだりは無かった。)
お兄さんは帰宅後、おすぎから源蔵の様子を聞き、気の毒がる。
実際はお兄さんはいないし下戸だったとか。落語「赤垣源蔵」では兄の名は柴田伊左衛門(脇坂淡路守の家来)。源蔵がお鍋(と名が変わる)の顔のことを「人一化け九」とからかえば、お鍋は髪を上げるときに使うヒビったけの入ったムサい茶碗をもてなしに出すなどふたりの間柄にギャグ度がパワーアップ。源蔵は羽織ではなく兄の名札に一献。 討ち入りの朝、兄は下男の半助に「わが弟、源蔵がいたらたくさんホメ言葉をかけてくれ。もしいなかったらお前、切腹してはてろっ」
討ち入りのあとの火の始末をしている。それからめでたく仙台家の門前で二人は出会い、別れる。
[[忠臣蔵(大映)|大映]]ではカツシン。[[忠臣蔵 風の巻・雲の巻|渡辺謙]]とか[[年末時代劇スペシャル 忠臣蔵|あおい輝彦]]とか、意外に[[堀部安兵衛]]よりいい俳優がキャスティングされる(「[[TAKECHANマン忠臣蔵|タケちゃんマン忠臣蔵]]」では片岡鶴太郎)。※講釈師もしてた五明楼玉輔(2nd)から三遊亭円遊(3rd)が伝授されたとされる講談のバリエーション。
元宝塚のもりいの友人が[[忠臣蔵ー花に散り雪に散りー|杜けあきの公演]]で演じた。
享年35。実際はお兄さんはいないし下戸だったとか。
討ち入りのあとの火の始末をしている。
[[忠臣蔵(大映)|大映]]ではカツシン。[[忠臣蔵 風の巻・雲の巻|渡辺謙]]とか[[年末時代劇スペシャル 忠臣蔵|あおい輝彦]]とか、意外に[[堀部安兵衛]]よりいい俳優がキャスティングされる(「[[TAKECHANマン忠臣蔵|タケちゃんマン忠臣蔵]]」では片岡鶴太郎)。
== 目に青葉ヤマホトトギス赤穂浪士 ==
野田秀樹主宰だった劇団夢の遊眠社による、赤垣源蔵が主役の1991年のお芝居。享年35。
もりいは観ていないので「そういうのがあった」としかご案内できませんが、観たとしても、ほかの夢の遊眠社作品を観ないことには、ちゃんと感想は書けないんじゃないかなあという心持ちが、シナリオを読んで沸いた。
東大辞めたての野田氏が80年頃に作り、夢の遊眠社解散の直前の'91年に再演。読んだシナリオは'81年のモノ(「赤穂浪士 昆虫になれなかったファーブルの数学的帰納法」)。
内容はひねくっててよくわかんないんですが(きちんとしたデタラメ)、忠臣蔵物語につきものの正命題vs反命題・的な要素を、討ち入りと嫁入りとオオミズアオとファーブルと差別などで、わかりようのないわかりやすさでメタファーの花園にした作品。野田秀樹主宰だった劇団夢の遊眠社による、赤垣源蔵が主役の1991年のお芝居「目に青葉ヤマホトトギス赤穂浪士」というのもある。
主人公が赤垣源蔵とファーブルと蛾の三役をしてることでもわかるとおり、お話しがグルグルする。客の前に小出しに出してくる赤穂浪士ネタはというと、ときどき出てくる四十七士メンバーのチョイスとか、仮名手本の抜粋とかが意外にソツがなく、原作の野田氏が忠臣蔵に執着があるのか、次元の高いにわか勉強によるプレーなのかが計り知れない。いや、そこが計れたところでなんなのか。シナリオだけを読んだだけでは、特徴豊かな夢の遊眠社の舞台の魅力までにはたどり着けなかったが、おはなし自体はイイ具合に荒唐無稽。忠臣蔵物語につきものの正命題vs反命題・的な要素をひねくって、わかりようのないわかりやすさでメタファーの花園にした作品。
計る場合はいくつもの野田戯曲を観ないといけないんだろうなあと思っての、冒頭の「ほかの夢の遊眠社作品を観ないことには…」となる。主人公が赤垣源蔵とファーブルと蛾の三役をしてることでもわかるとおり、お話し世界がグルグルする。客の前に小出しに出してくる赤穂浪士ネタはというと、ときどき出てくる四十七士メンバーのチョイスとか、仮名手本の抜粋とか、講談のアレンジが意外にソツがなく、原作の野田氏が忠臣蔵に執着があるのか、次元の高いにわか勉強によるプレーなのかが計り知れない。いや、そこが計れたところでなんなのか。ビデオでいいから観てみたい。
とにかく、動いてるところを観ないと魅力が不明。加筆)まったく源蔵さんとは無関係だが、野田秀樹のしごとには中村勘三郎(18th)の襲名興行の「野田版 研辰の討たれ」(H17)という脚本&演出作品があり、ストーリーライン自体はシンプルなのに野田先生がすごいワード数と演出でせわしなくふくらませ、そのものすごいエネルギーに当てられて死ぬ鑑賞者もいるんじゃないかというすさまじいコメディ劇がある。
当時コレの美術やった朝倉摂先生、ビデオとか持ってないかなあ。赤穂浪士の討ち入り成功のころ、その義挙に否定的な刀磨上がりのサムライ・守山辰次と彼を仇とつけ狙う平井九市郎&才次郎兄弟のハナシ。遠巻きな四十七士の討ち入りのアンチテーゼにも感じる。(浪曲の玉川奈々福師匠はコレを原作に「赤穂義士外伝」として、浪曲をおやりになる)
ともあれ野田先生の脳みそはでかい壁みたいな薬箪笥のようでございます。
== 関連作品 ==
* [[赤垣源蔵]](日活)1929
* [[赤垣源蔵 討ち入り前夜]](日活)1938

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