間十次郎

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2008年9月14日 (日) 18:49時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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間十次郎【はざま じゅうじろう】…一番手柄キャラ。

十次郎は討ち入りのときに炭小屋で吉良を見つけた人。一番槍のご褒美に泉岳寺ではお線香を最初に出せてもらってる。

<エピソードA> 倒産後、江戸詰めだった十次郎は国表の赤穂へ行かねばならず、女房のおもよと子供を江戸・下谷仲御徒町の実家に残すが、おもよの父親が莫連者(ばくれんもの:すれっからし)の後妻をもらったりばくちをやったり家庭内がおかしくなる一方。そんなおり息子の重七(4)が発疹して熱があるのにくだんの父親は「うっちゃっとけ」と言うし家にお金もないし、もう吾妻橋から身を投げて死んじゃおうと自暴自棄になってると、昔の知り合い(元・奉公人)又助がたまたま通りかかり助けてくれる。大年増なのに厚化粧で島田髷にして夜の商売に出てるが気だてのイイ奥さんと貧乏暮らしだが、そこに寄せてもらう。奥さんのおてつとバイトで、ヨタカは出来ないから袖乞い(乞食の一種)をしようと通りがかりの侍に声をかけたら夫・十次郎だった!

十次郎はその場で離縁を申し込む(つれないが、討ち入りの口実)。その場でけっこうな手切れ金が手に入るが坊やはあえなく死んでしまう。そんなころ実家には強盗が入り、父親もすれっからしも襲われる。父親は今までのことを詫び、家をくれて絶命。

おもよは討ち入りのニュースを聞いたあと、家を又助夫婦にあげて、自分は尼さんになった。


<エピソードB> 元・浅野家江戸支社に出入りの植木屋、棟梁六三郎は浅野家倒産後、以前内匠頭秘蔵の盆栽を壊しちゃった時に助けてくれた恩返しにと、十次郎が国表へ行ってる間、奥さんと坊や(こっちでは、おていと十太郎)のめんどうを買って出る。が、ある日棟梁の奥さん(売春婦あがりでバカ)が、坊やが他人のそら似で棟梁に似てることからおていを愛人と勘違いして頭に血が上り、母子への援助を打ち切る(棟梁たちは出張中)。母子はたちまち貧乏暮らしとなり、おていは病気になる。十太郎が浅草寺で泣いてると通りがかりの江戸っ子が「なにを泣いてるんだ。泣くならキンタマをとっちまえ。いま銭(おたから)をやるからな」と小遣いをくれる。これに味を占めた十太郎は袖乞いをはじめる。12/14運命の日、相変わらず吾妻場しで「お手のうちを願います」と通りがかりの侍に声をかけたら父・十次郎だった!

十次郎はすぐに妻に会い、金子を渡して再就職が決まったと嘘をついて去るが、おていは「エ〜、仇討ちしないんだぁ」とがっかりして十太郎と一緒に自害する。十次郎が胸騒ぎで戻ったら妻子が死んでて、遺書に「再就職はやめて仇討ちして忠義を立てて下さい」と書いてある。「感服!魂この世にあらば見物していてくれ!」と討ち入りに遅刻して参加。十次郎は見事一番槍の手柄を立てる。「十次郎親子別れ」


「赤穂城断絶」では森田健作が青春なかんじでフィーチャーされている。

「元禄繚乱」では一番手柄ということで吉良のみしるし(首)をもらう。

声優の羽佐間道夫さん(もりいの広川太一郎のモノマネをほめてくれた)は子孫のひとり。享年26。

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