「OL忠臣蔵」の版間の差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索
16行目: 16行目:
  
  
会社を乗っ取られる社長役の長門裕之は同年発表の「なにわ忠臣蔵」にも出てる。
+
会社を乗っ取られる社長役の長門裕之は同年発表の「[[なにわ忠臣蔵]]」にも出てる。
  
 
<div class="thumb tleft"><div width="240px"><amazon>B00006JJAG</amazon></div></div>
 
<div class="thumb tleft"><div width="240px"><amazon>B00006JJAG</amazon></div></div>

2009年5月23日 (土) 22:09時点における版

M&Aに伴うリストラ騒動に翻弄されるOLが新取締役にリベンジするハナシ。


コミカルな部分が多いが喜劇というほどではなく、かといってシリアスな映画でもない。「ニッポン無責任時代」より笑えないし「忠臣蔵」ほど興奮しない。

企業買収とか株のこととかよく調べられてお話が書かれているが、ストーリーの組み立てや痛快なテンポで盛り上げるのではなく、なんやかやあったあとでラストに主人公が長台詞を喋るという、なんかこの当時っぽい構成。

そもそも乗っ取り劇に反旗を翻すわりには、どうして主役のOL7人がそれほどいまいる会社に執着するのかがよくわからない。伏線に生き生き働いて評価されているとか、高給を取って成功しているとかいう場面があるわけでもないし、ありがちな、ドジで間抜け的で多少キュートに描かれる面々ばかりなのだ。

脚本家4人のうち一人だけ女性だが、おそらくいつも「夜逃げや本舗」で一緒にしてる男3人がOLあるあるネタを排除したんじゃなかろうか?(<かなり無根拠な邪推御免)


お家断絶と企業買収は忠臣蔵に似てるが、本作はそうした共通点には目もくれず、徹底的にオリジナルのお話を貫いた。

古今の、タイトルに「忠臣蔵」という文字が入ってる作品の中では筆頭にあげていいほど忠臣蔵とは、まったくなんの関係もない作品


会社を乗っ取られる社長役の長門裕之は同年発表の「なにわ忠臣蔵」にも出てる。