清水一学

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2009年8月23日 (日) 12:14時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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役者絵:天知茂
プラモデル:「討ち入り」より清水一角像
清水一学【しみず いちがく】…吉良家の家来。百姓出身。この人も吉良邸討ち入りの際に活躍した吉良家の剣客。


小島剛夕のまんがではこどものころのガキ大将ぶりを見初められて赤馬でパトロール中の上野介に召し抱えられる。。古田求脚本のドラマでは小林平八郎にスカウトされてる。で、成人してからは安兵衛とお友達。


講談

27歳の時に道場経営を始めるが、18歳のおねえちゃんに化けたタヌキを殺して評判になるまでは経営がうまくいかなかった。

いい師匠だが物堅いのが玉に瑕と、弟子達が品川の遊郭に誘い出し、初めて上がったにしちゃあ一学先生結構気に入ってしまい、やみつきの酒浸りになる。義理の悪い借金を作って花魁にもモテなくなってイヤんなっちゃったときに、女郎屋で出くわした面識のない、上杉の家来、千坂兵部の次男・新乃丞に工面してもらう。

ある日、新乃丞がとおりがかりの薩摩武士ふたりと喧嘩になり、2対1の真剣勝負になる。それを聞いた一学は駆けつけ事なきを得、これらのきっかけで千坂家と懇意になり、義理あって内匠頭切腹の後、新乃丞からの申し出があって道場をたたみ、上野介の警護をするようになります。


ドラマによっては大石に闇討ちをかけたり、吉良家門前の往来を通る、怪しいと思った人を片っ端から痛めつけるなど、凶暴に描かれることもあるが、安兵衛と旧友だったりする。討ち入りの時、ふたりは清々しく戦って、一学は笑って死ぬ。松方版「大忠臣蔵」でそれらしいシーンがあったが、笑って死なないで苦しそうに西岡徳馬は逝きました。

ミフネ「大忠臣蔵」や「峠の群像」のときのように粋なスマートガイに演出される事もしばしば。特にミフネ版のの天知茂の清水像は一見のんきと見せかけて強くカッコいいキャラですごく良かった。


史実では上野介とは最後の炭小屋まで一緒にいてくれて護衛にいそしんだ人。


歌舞伎に「清水一角」というのがあって、通し興行の時は仮名手本の十段目がつまらないから九段目のあとにソレをやってたという時期があるそうです。「吉良家牧山丈左衛門宅の場」「清水一角宅の場」


清水一角。清水逸学。

享年25