矢田五郎右衛門

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矢田五郎右衛門【やた ごろうえもん】

とある正月。酔っぱらって橋のたもとでうたた寝をしていたら猿回しのサルが眠っている矢田を引っ掻いたので斬り殺してしまう。さらに文句を言ってきた猿回しの八兵衛も斬り殺す。そのかどで浪人となり、長屋に住まって謡(うたい)のストリートミュージシャンをやって食べていた。ところがその長屋と言うのが以前猿回しの八兵衛の住んでいた処だった。なんという因縁。

冨森助右衛門がたずねてきて「殿様はじきに帰参申し付けるとのことだ。辛抱せいよ」とお小遣いを置いてってくれるので、長屋のみんなにおごる。そうこうしてるうちに内匠頭がトチ狂ったどっかの侍に斬られそうになるのをたまたま助けて帰参がかなう。


討ち入りの時、倒れた敵を力一杯切ったら胴体まっぷたつ。下の火鉢にあたって刀が折れたので、知らない人のを持ってさらに突撃を続けた。切腹するとき細川家の人に「カタナ返しといてね」と言った。

胴体真っ二つはともかく、カタナが折れたハナシは有名で、「元禄太平記」などで映像化されている。


享年29。