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四十八人目の男
,編集の要約なし
ついに脱盟を決めた庄左衛門からは、冒頭の清々しいところが次第になくなる。
これだけ丁寧に脱盟者に焦点を当てて共感ができても、「葛藤」の描写がリアルなぶん、ときどきカット・インされる討ち入りに出かけるメンバーの姿や彼らの戦いが「やっぱり」かっこ良く見えてきたりする。戦後の観客にはどう写ったろうか?<small>(註01)</small>
作品の質を高めてるのは原作の大佛次郎先生が脚本に参加(!)してることが、おおきく寄与しているのではなかろうか。<small>(註01)(註02)</small>