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赤穂浪士

サイズ変更なし, 2009年7月8日 (水) 05:03
編集の要約なし
{{Cinema|制作=東映|公開=1961|内蔵助=片岡千恵蔵|星=5|頃=}}
[[画像:asano1.jpg|thumb|役者絵:大川橋蔵]]
[[画像:ooisi1.jpg|thumb|役者絵:片岡千恵蔵]]
[[画像:hyobu_s.jpg|thumb|'''役者絵:市川歌右衛門''']]
しかし脚本(小國英雄)もよく練られていてあとからアレコレ思い起こされる印象深いセリフが多い。わかんないとはいえ、かけあいはよく練られていて、あとからアレコレ思い起こされる印象深いセリフが多い。(脚本は小國英雄)
とにかく脚本も音楽も演出、撮影、編集など映像素人が見ても随所に「必要」な作業が申し分なくなされており、プロの映画人の仕事という感じ。脚本以外も音楽、演出、撮影、編集など映像素人が見ても随所に「必要」な作業が申し分なくなされており、プロの映画人の仕事という感じ。
「映画で忠臣蔵」と言ったときはこの作品のビジュアルが思い浮かぶ。そんな'''決定版'''っぽさがある。
出てくる俳優陣がどなたも素敵。若い人が見ると初めのうちは片岡知恵蔵と市川歌右衛門の区別が難儀だろうが、とにかく、適材適所の配役が「キャラクター大合戦フェスティバル」という感じでまとまっており甚だ楽しい。看板役者をうんと引き立てて、見せ場をいっぱい楽しめる。とにかく出てくる俳優陣がどなたも素敵。若い人が見ると、初めのうちは片岡知恵蔵と市川歌右衛門の区別が難儀だろうが、とにかく、適材適所の配役が「キャラクター大合戦フェスティバル」という感じでまとまっており甚だ楽しい。看板役者をうんと引き立てて、見せ場をいっぱい楽しめる。大川橋蔵を超える[[浅野内匠頭|内匠頭]]っているんだろうか?
劇中のキャラも内蔵助のライバル千坂兵部や、職人のお兄ちゃんのエピソードをふくらませたことで、元来のストーリーにはじゃっかんアレンジが加わっているものの「忠臣蔵」のいいところを保ちつつ、生き生きしてる。で、おそらく肝心の堀田隼人って原作(読んでないので知らないんですが)と設定がいささか違うんじゃないかと思いますが、[[赤穂浪士 天の巻・地の巻|前作]]よりこっちのほうが好きです。
タイトルに反して浪士そのものはちなみにタイトルは赤穂浪士だが浪士そのものは[[片岡源五右衛門|ゲンゴ]]と[[堀部安兵衛|安兵衛]]のみしかスポットライトが当たっていない(あえて言うなら、あとは[[大石主税|主税]])。それでもじゅうぶん楽しめる。
あたしの役者絵も気づいてみたらこの作品からの抜粋がかなり多いことがあとから判明。
とにかく、近年の忠臣蔵ではあまり物語作りの上で重要視されない(現代人に伝わりにくい)主君と家臣たち(義士たち)の関係性がよく描かれており、彼らのいじらしさやかいがいしさが、ラストの「討ち入り」に、いい振り幅で反映されている。そもそも本作の登場人物は喜怒哀楽がはっきりし、良く喋り、とにかく、近年の忠臣蔵ではあまり物語作りの上で重要視されない(現代人に伝わりにくい)主君と家臣たち(義士たち)の関係性がよく描かれており、彼らのいじらしさやかいがいしさが、ラストの「討ち入り」に、いい振り幅で反映されている。そもそも本作の登場人物は喜怒哀楽がはっきりし、とてもよく喋り、'''どのキャラも「人間っぽい」'''演出がなされている。なので映像は絢爛だが歌舞伎よりも浪花節に籍の近いぬくもりを感じる。
よく喋る一方で一つも台詞のない「ため」=要所要所の「腹芸」も見事!特に田村邸は涙が止まらなかった。

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