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新作落語いろいろ

1,566 バイト追加, 2010年12月13日 (月) 23:09
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'''聖夜の義士カマ手本忠臣蔵'''…柳家喬太郎
この師匠は「カマ手本忠臣蔵」というのが有名なのだが残念ながら聴く機会を逃しております。そんなにベーコン数の離れている方ではないので機会があったらミッチリうかがえたらいいなと思う。謎の多い松の廊下事件の真相をばかばかしくひもとき、討ち入りにも新しい展開を加えた名作。喬太郎師匠、流石の構成力。 オカマとうたってはいるが「[[勢ぞろい!!おかま忠臣蔵]]」のように安いオネエ言葉などは出てこない。 <以下ネタバレ> 男色関係にある[[浅野内匠頭]]と[[吉良上野介]]。一度だけの過ちが内匠頭(ジジ専)のハートに火を付けていた。どうしても若く経験のない[[伊達左京亮]]にばかり指導が熱くなる上野介に悋気の虫がおさまらず、やがて内匠頭は上野に刃を振るう。松乃廊下の刃傷事件はオカマの痴話げんかが原因だった…。 赤穂の評定では、そのケのある者ばかりが残り、討ち入りを決意する。 吉良邸で四十七士はすっかり返り討ちに合うが皆、殿のおそばにイケると笑って死んでいく。吉良邸の用人、[[小林平八郎]]達は世間の風評から今後の自分たちのありかたをかんがえ、死んだ浪士の装束を借りて自分たちが義士として死んでいこうとし、炭小屋の吉良のミシルシを上げる。 吉良をあの世で待っていたのは内匠頭であった・・。 「忠臣蔵が好きな人は怒っちゃイヤよ」と前置きされる本作ではあるが、ぶっちゃけ四十七士を「テロ行為」呼ばわりする風潮の現代においては、「心中行為」として構成された本作は忠臣蔵ノンケには一連を理解してもらうにはうってつけじゃないかと思った。「忠」や「義」より「LOVE」で説明される家臣の討ち入り根拠には妙に納得できるものがある。  '''聖夜の義士'''
「聖夜の義士」は[[毛利小平太]]の子孫を主人公にそえたクリスマス・イブの奇跡のお噺。