「爆烈忠臣蔵」の版間の差分
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2025年11月24日 (月) 00:06時点における版
たいへん面白かったんですけど(劇団☆新感線のだしもの)、どっからハナシたらいいのか…
まずチケ代が9,800円で、3階の天井席。(ちなみに桟敷だと17,000円。強気!)
映写されるスクリーンが半分くらい見えない。花道は完全に見えない。
…だったのに面白かったっていうのは、本当に面白かったんだなと。
どっから褒め始めたらいいのかわからないんですが、まず、とにかく、小池栄子さんのファンになりました。
すばらしい。
設定よりもだいぶ若い役(主人公)なんですけどコレを見事にやりきってる。
漫画から飛びでたような躍動感(まるでテレビ黎明期の虫プロのアニメみたい)。これを松本市、大阪、東京都公演を続けてるとか、マジで神。
「爆裂忠臣蔵」というタイトルでボンヤリとイメージする空気感がありますが、まずその期待を裏切らない内容。
じゅうぶんに爆裂していました。
(あらすじ)
山出しの右も左もわからない小娘が江戸へ出て芝居をやりたがるが、女性は役者を出来ない天保時代。
彼女はひょんなことから、密かに「闇歌舞伎」が上演される離れ小島で、支配者に会う。
やがて、小娘は難関を乗り越え、晴れて「大星由良之助を演じる役者になる」という夢に近づいていく。
たぶん「爆裂」を具体化しているのは、登場人物全員が抱えているフラストレーションと、それを日常でどう爆裂させてるかの絡み合いなのかなと。
芝居興行というエネルギー。芝居をやりたいと思う人間のエネルギー。政治と民衆というエネルギー。そういうでかい爆裂に、恨み、差別、笑い、怒り、こだわり、歌と踊りといった細かい爆裂がからみあう。
休憩を入れて4時間の大作だが、一瞬も退屈しなかった。
忠臣蔵は劇中劇だが、要所要所にすごくうまく入れてるのが、なにより気分が良い。
あたしはどんな芝居を見るときでも、客席に着いたとき、気分をフラットにしてるつもりだ。
面白いものに当たった時は、完徹明けでも眠気に襲われないし、芝居に集中できなくて気が散ってても滂沱する。
なので、つまらない芝居を見た時は、「つまらなかった」で正解だったんだなと、今回みたいな面白いのに出会ったとき確信した。
例えばこの作品は、ちゃんと忠臣蔵を素材に"遊んでいる"のだが、要は「勉強が足りない」「リサーチ不足」な芝居は基本的につまらないんだなと見た。あと、センスな。
<附言>
ちなみに古田新太氏は、1995年に「忠臣蔵ブートレッグ」(スペースゼロ・プロデュース公演)という芝居をやっている(演出は今回と同じ、いのうえひでのり氏で、高田聖子さんも出て新感染みが強いが、高田さんはお怪我をされたとか)。
もりいは見ていませんが、その時の内容は、サイトから拾うと…「映画「AKIRA」のサントラ曲を使ったダンスや殺陣のある、お客を巻き込んでの2時間半強で、最後赤穂浪士がゾンビ?」(要確認!笑)
「「あ~またやるのか、忠臣蔵」と思いました。 オイラは『忠臣蔵ブートレッグ』をやっているし、よそでもやっているから。日本人はみんな好きだよね、『忠臣蔵』が。」(公式サイトより)