「時代劇スペシャル くノ一忠臣蔵」の版間の差分

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恋人が殿様に寝取られて、すっかり「忠義」がいやになったお庭番の忍者・無明網太郎に中村敦夫。大石内蔵助には、[[忍法忠臣蔵|映画版]]に敬意を表してか丹波哲郎を当てている。当時現役でロマンポルノに出ていた朝比奈順子がエロ担当。
 
恋人が殿様に寝取られて、すっかり「忠義」がいやになったお庭番の忍者・無明網太郎に中村敦夫。大石内蔵助には、[[忍法忠臣蔵|映画版]]に敬意を表してか丹波哲郎を当てている。当時現役でロマンポルノに出ていた朝比奈順子がエロ担当。
  
この原作はどうやら映画にするほどの内容でもないし、かと言ってVシネでは予算がなさ過ぎて忠臣蔵を扱うには荷が勝ちすぎるからか、テレビで丁度いい感じの印象は受ける。
 
  
だがセリフや設定に見る荒唐無稽から察すると、忍術ものというのは深作欣二が「魔界転生」をやった時みたいに徹底してカルトにしないとやっぱり、飽きる。ていうか、クリエーターが少しキ印でないと成立しないと思います、エロと忍術が混ざったなんていう世界観は。(加筆:特に同番組はレギュラー放送の「時代劇スペシャル」の一貫であり、Wikipediaで他の回と視聴率を比べても、カルト系はお茶に間には向いていないイメージ。)
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この原作は、どうも映画にするほどの内容でもないし、かと言ってVシネでは予算がなさ過ぎて荷が勝ちすぎるからか、テレビで丁度いい感じの印象は受ける。
  
中村や丹波の健闘のおかげでそこそこ見応えある作品になってるが、やはり途中から退屈してくるのであります。
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だが、セリフや設定に見る荒唐無稽から察すると、忍術モノというのは、深作欣二が「魔界転生」のように、あるいはTV版の「仮面の忍者 赤影」みたいに、徹底してカルトに振り切らないとやっぱり、成立しにくいジャンルと感じる。エロと忍術が混ざったなんていう世界観はクリエーターが少しキ印でないと保てない。
  
そもそも無明の手下のくノ一がたった6人で50人以上ひとりずつ浪士の「やる気を無くさせる」という作戦自体、効率が悪く多いに無理がある。どうあがいても討ち入りはあるわけだから、てことは、くノ一や無明がどう破綻していくのかに見せ場がないと成り立たないわけだが、無明は「やっぱ無理です」とボスの千坂兵部にあっさり言いに行っておわり。千坂「仕方なかろう」だって(笑)。
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特に同番組はレギュラー放送の「時代劇スペシャル」の一篇であり、Wikipediaで確認するかぎり、他回と比べて視聴率が苦戦気味だったようである。どうやらカルト系は、お茶に間には向いていなかった。
  
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結局、中村や丹波の健闘のおかげでそこそこ見応えある作品になってるが、やはり途中から退屈してくるのであります。
  
くノ一に骨抜きにされる脱盟者たちに当てられた配役はテキトーで、脱盟者の名前だけ間違ってなければ別に年格好はどうでもいいだろうという製作側のこだわりの無さが残念。
 
  
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そもそも、無明の手下のくノ一がたった6人で50人以上ひとりずつ浪士の「やる気を無くさせる」という作戦自体、効率が悪く多いに無理がある。
  
丹波哲郎の女遊びぶりは興に入っててよろしい。
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どうあがいても討ち入りはあるわけだから、てことは、くノ一や無明がどう破綻していくのかに見せ場がないと成り立たないわけだが、無明はあっさり「やっぱ無理です」とボスの[[千坂兵部]]に言いに行っておわり。千坂「仕方なかろう」だって(笑)。
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くノ一に骨抜きにされる脱盟者たちに当てられた配役はテキトーで、名前だけ間違ってなければ年格好はどうでもいいだろう、というていどの製作側のこだわりの無さで、残念。
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丹波哲郎の女遊びぶりは堂に入っててよろしい。
  
  

2026年2月28日 (土) 02:51時点における最新版

作品概要
制作会社 フジテレビ
公開年度 1983年
内蔵助役 丹波哲郎
評価 1ツ星


映画「忍法忠臣蔵」と同じ原作(山田風太郎「忍法忠臣蔵」)のテレビ版。

恋人が殿様に寝取られて、すっかり「忠義」がいやになったお庭番の忍者・無明網太郎に中村敦夫。大石内蔵助には、映画版に敬意を表してか丹波哲郎を当てている。当時現役でロマンポルノに出ていた朝比奈順子がエロ担当。


この原作は、どうも映画にするほどの内容でもないし、かと言ってVシネでは予算がなさ過ぎて荷が勝ちすぎるからか、テレビで丁度いい感じの印象は受ける。

だが、セリフや設定に見る荒唐無稽から察すると、忍術モノというのは、深作欣二が「魔界転生」のように、あるいはTV版の「仮面の忍者 赤影」みたいに、徹底してカルトに振り切らないとやっぱり、成立しにくいジャンルと感じる。エロと忍術が混ざったなんていう世界観はクリエーターが少しキ印でないと保てない。

特に同番組はレギュラー放送の「時代劇スペシャル」の一篇であり、Wikipediaで確認するかぎり、他回と比べて視聴率が苦戦気味だったようである。どうやらカルト系は、お茶に間には向いていなかった。

結局、中村や丹波の健闘のおかげでそこそこ見応えある作品になってるが、やはり途中から退屈してくるのであります。


そもそも、無明の手下のくノ一がたった6人で50人以上ひとりずつ浪士の「やる気を無くさせる」という作戦自体、効率が悪く多いに無理がある。

どうあがいても討ち入りはあるわけだから、てことは、くノ一や無明がどう破綻していくのかに見せ場がないと成り立たないわけだが、無明はあっさり「やっぱ無理です」とボスの千坂兵部に言いに行っておわり。千坂「仕方なかろう」だって(笑)。


くノ一に骨抜きにされる脱盟者たちに当てられた配役はテキトーで、名前だけ間違ってなければ年格好はどうでもいいだろう、というていどの製作側のこだわりの無さで、残念。


丹波哲郎の女遊びぶりは堂に入っててよろしい。


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