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通し狂言 仮名手本忠臣蔵

サイズ変更なし, 2009年7月4日 (土) 15:57
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'''口上人形''' 裃姿の人形が首を回してエヘンエヘン言いながら主演者の説明をする。わりと悲劇が続く仮名手本なのにめちゃめちゃ滑稽。元が人形浄瑠璃だった名残(ちなみに文楽では口上は人間がやる。)。こういう「強弱」が仮名手本忠臣蔵はちょいちょい出てくるが、なんというか、センスがすごい。五段目のイノシシとか八段目の遠くの嫁入り行列とか、急に柔和なキモチになります。魅力のひとつでしょうなあ。DVD未収録。 裃姿の人形が首を回してエヘンエヘン言いながら主演者の説明をする。わりと悲劇が続く仮名手本なのにめちゃめちゃ愉快。元が人形浄瑠璃だった名残(ちなみに文楽では口上は人間がやる。)。こういう「強弱」が仮名手本忠臣蔵はちょいちょい出てくるが、なんというか、かわいいセンスがすごい。五段目のイノシシとか八段目の遠くの嫁入り行列とか、急に柔和なキモチになります。魅力のひとつでしょうなあ。DVD未収録。
'''大序(だいじょ)''' 鶴岡八幡宮のリフォームを祝ってのイベント中、偉いじいさん[[吉良上野介|高師直]](こうのもろなお)と接待係の[[桃井若狭助|桃井]]君がヘンな空気になる。フィクションとはいうもののかなり史実とかけ離れた大胆なアレンジ。「プロローグ!」てかんじでパーッときれいなビジュアルが印象的。幕が開くとおばさんのお客さんが「ふぁ〜」と喜ぶ。
文楽版(がオリジナル)を見たら舞台構成がまったく同じなのでおもしろかった。最初は動かないのがだんだん人形に魂が入っていくようにみんなが動き出す、面白い演出。今で言えば、漫画が実写になったかんじ。文楽版(がオリジナル)を見たら舞台構成がまったく同じなのでおもしろかった。人形芝居を意識してか、最初は動かない演者がだんだん人形に魂が入っていくように徐々に動き出すという、面白い演出。今で言えば、漫画が実写になったイメージ。