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笑う犬の生活 ひとり忠臣蔵

2,641 バイト追加, 2010年11月5日 (金) 20:32
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{{Cinema|制作=フジテレビ|公開=1999|内蔵助=内村光良|星=3|頃=}}

コント番組「笑う犬の生活」の、のぼり調子の頃の特番「夏の大謝恩会」内でくりひろげられた、ウッチャン演じる大物役者・大嵐浩太郎のひとりコント。

大嵐浩太郎というキャラクターは現場では大物扱いされるものの、完全に時代遅れの役者で、いまどきのバラエティ番組への出演にあたって本人やスタジオに温度差が生じ混乱するレギュラー・コントであった。


この「ひとり忠臣蔵」が披露されたのは夏の特番。

大嵐浩太郎がバラエティのMCではなく、ちゃんと時代劇をまっとうした想定のコントで「松乃廊下」「田村邸」「赤穂・大石邸」の三部構成になっており、各話2分ほどのショートコント。

[[浅野内匠頭]]、[[吉良上野介]]、[[梶川与惣兵衛]]、[[田村右京大夫]]、[[大高源五]]、[[磯田武太夫]]、カゴかき(ふたり)、[[大石主税]]、[[大石りく]]のすべてをカット割りと合成で'''ひとり'''で演じている(笑)。


各キャラクターの演じ分けだとかがまったくなく、全員「大嵐浩太郎」の無骨な演技で処理されるのが単純におもしろい。

ズッコケるとか上から洗面器が落ちてくるというたぐいの仕込みはなく、ただひたすら「ひとりで」ちゃんとした台詞を、独特のオーバーアクションで淡々と演じているウッチャンのオフザケぶりがイイ感じに発揮されている。

3話目の最後でウッチャンはカメラに向かって「もういっぱいいっぱいです。勘弁してください」と、弱音を吐いているが「おもしろい」ということだったのであろう、以降「ひとり葵徳川三代」(00)「ひとり水戸黄門」(03)「ひとり踊る大捜査線」(03)などが制作されている。


じゃっかん邪推だが、構成さんは仲代版などを参考にシナリオを作っているようだが、田村邸でのシークエンスで内匠頭を見舞うキャラが片岡源五右衛門ではなく大高源五になっている。おそらく「ゲンゴ」という通称からたぐって大高をはじき出して'''間違えた'''のではあるまいかと思う。

オープニングの火事兜の家紋が大石のモノとは逆の「左二つ巴」になっている。なんかを反転してるのかな?単純に美術さんが間違えたのかな?